高校受験が終わってすぐに、僕は塾に帰って行きました。
高校から出された課題をやりに行きました。
そして春休みから勉強し始めました。
勉強の理由は親にも塾の先生にも言いませんでした。
僕にとってはただの喧嘩です。
勉強で負けたから勉強で倒す。
それ以外の理由はありませんでした。
真っ先に大学入試の実情を調べました。
より高い大学に行きやすくするよう、必要なものを揃えるために。
そして高校が始まっていないにも関わらず、英語、化学、数学と私立理系の薬学部に行くと勝手に決めました。私立で薬学のトップは、その時新設予定だった慶應が一番偏差値が高かったので、慶應に行くと勝手に決めました。
「まずは武器を作ろう。何の科目がいいか?」
3科目の中から武器になる科目を作ろうと考えました。
その時選んだのが数学です。
理由は単純であほなんですが、数学がめっちゃできたらカッコいいかと思ったからです。
数学できたらモテるかな?
そんな理由で数学にしました。別に中学の時にずば抜けてできていたわけではありません。
姉が県内トップの高校に通っていたこともあり、そこで使っていた参考書が青チャートだと言う子を知りましたが、姉には「お前はバカなんだから黄色にしなさい。」っといわれたので、地元のTSUTAYAに黄色チャート買いに行きました。しかし、自分は黄色チャート買ったつもりでいて、実は赤チャートを買っていたことをこの時はまだ気づきませんでした。(チャートは赤>青>黄>白の順に難しい。)
黄色だと思って一人で黙々と勉強を始めましたが、難しすぎて全然一人では進められず、周りの先生n聴きながら進められるのがやっとでした。(そりゃ赤だからねえ、、、)
黄色でこんだけ難しいんだから青ってどんだけ難しいんだよ。っと思いながら、泣きながら問題を解き続けたのを覚えています。(だから赤なのにねえ、、、)
どうにか入学前に因数分解まで範囲を終わらせることができ、入学しました。