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学校の現実1 教師は3流

Image by Olia Gozha

誤解の内容に言っておくと、本来教師は教育を行う上でかなり重要なポジションであり、価値ある仕事であるとおもいます。ですが、日本の学校の現実をみると理想と現実が離れすぎていて、価値のない存在が大部分なのが今の教師、今の学校の現場です。

ちなみに筆者は教員経験ありです。某有名な学園の私立中高一貫の私立学校で教員をやっていたことがあります。「学校の現実」シリーズでは学生の時感じたこと、そして教員を実際にやって感じたことをまとめて、総括したものを書きます。


学校って何をやる場所ですか?

人によって答えはいろいろ異なると思います。

一つは、教育を受けるところ。

じゃあ教育ってなんですか?

5教科を学ぶところ?

社会に出てから必要な能力を身につけるところ?


僕はこう思います。

学校教育とは今現在国が必要としている人材を育成すること。

国が必要視している観点なので、一般社会が求めているものとは乖離があることは前提条件です。


保護者の方、生徒さん、学校に何を求めますか?

お金を稼げる人間になってほしいですか?

ただ5教科の勉強ができるようになってほしいですか?

友達をたくさんつくりたいですか?

コミュニケーション能力を身につけてほしいですか?

考えてみてください。

そして、どんな教員がいるのか?話します。


教員は5教科の勉強しかできません。

もっというと担当科目の勉強を教えることしかできません。

それ以外の社会の仕組み、お金の使い方、回し方、どんな会社があって、世界はどういう方向に向かっているのか、今後どう言った人材が必要なのか、全くわかりません。というより、興味がないのです。

なぜか?根拠があります。

12歳で小学校卒業

15歳で中学を卒業

18歳で高校を卒業

22歳で大学を卒業

そして

学校に帰ってきて教員を一生続ける。

わかりますか?

学校の先生は社会経験が全くないのです。よく言われる常識がない集団が学校の運営を行っています。勉強はできてもそれ以外できない、やったことがない。

そんな人が何を教えます?

5教科以外に、いや5教科を使って社会に出たら役立つことが指導できますか?

できません。やったこともないのにみんな、社会に出たら大切だからとか、訳のわからない理由をこじつけて5教科の勉強だけ教えます。

よく考えてください。ぞっとしませんか?

もちろん5教科を勉強して、何かに役立つように使える人間もいると思います。生活を豊かにできてる人もいると思います。ですが使ってない人に教わる意義は?

そして先生が先生をやるモチベーションって考えたことありますか?

収入が安定している。

これが世間の教師になる人のモチベーションです。

教育を本当にしたい人?

勉強を教えることに信念を持っている人?

社会で役立つ人材育成を行いたいと本気で思っている人?

そんな人、本当にいますか??

いないとは言いません。

ただ、僕の経験上そんな人に会ったことはありません。ただ、自分の生活のためだけです。

仕事に対してのモチベーションを持ってやってる人には会ったことがありません。

現場の人なんかとくに激怒する人も多いと思いますが、じゃあなぜ日本の教育現場は良くならないのですか?論理的に答えてみてください。

教員は社会で揉まれたこともない人の集まりで、やりたくもないことをただひたすら続ける。自分がやってる仕事に対して、なぜやっているのか?どういう仕事をしたいのか?何のためにやっているのか?そんな目的意識を持つことすら考えません。

そして会社としてのノルマもありません。能力に関わらず居座り続けることができ、自動的に収入が入る仕組みです。

受け身になるに決まってるじゃないですか。


もう一度言います。

教員に何を求めますか?

ちなみに授業研修、生徒指導研修、研究会、勉強会への参加、などなど、教員としての指導力アップの場は一切ありません。理念だけで、教員の教育システムや指導カリキュラムなどほぼ壊滅状態。つまり野放し、放置状態です。

僕なら、学校なんかに自分の子供がいたとしたら、通わせたいとは全く思いません。時間の無駄。

学校側からしたら、生徒は何もしなくても集まってくる。一般企業とは違います。少なくとも子供は義務教育によって行かなければならない。だからこそ集客の難しさもしりません。自分たちが食べていける給料に対して何の努力もしなくても、給料がもらえます。

生徒は学校に通うのが当たり前、授業を受けるのが当たり前、先生の言うことを聞くのが当たり前、そんな固定観念があるからこそ教員は傲り高ぶり、自分の仕事の質が低いことにも目を向けず全ては生徒の責任に押し付ける。


そんな教員、そんな学校、必要ですか?


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