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自分のこと程盲目

Image by Olia Gozha
真顔

                        

 授業運営に絡めて

若手新人を育成する事になった。

 

チーン

 

若手新人の軽々しい

態度や仕事への姿勢。

 

ふざけた態度。

 

甘えた態度。

 

何の仕事を振っても

「えーめんどくさいー」

と口にする。

 

ムキー

 

育成するのが

面倒臭くなってきた・・・

この土屋が。

 

こんな志の奴を

育成する価値もないと

感じてしまい、

周りの社員に正論だけ

ギャンギャンぶちまけて、

「他の配属先へ行かせろ」

とまで言い切っちまったんだな。

 

この土屋が。

 

すると、上司から

1日で判断するのではなく、

もう少し様子を見ようと

言われたので、

自分の意見が

すんなり通らない事に

憤りを感じたわけょ。

 

ニヤニヤ

 

で、「ん?」と

気づいたのだが、

いっつも自分の意見が

通らないとか、

賛同されないとかって、

実際、問題は土屋にあって、

自分に間違いがある事を

見て見ぬ振りしてたなと。

 

いつもなら、

この現状を

理解できんのか!貴様はっ!

って、すぐ切れて

散々陰口叩いてたが、

 

「やり方」や「考え方」が

明らかに自己中な自分に

やっと気付いた。

 

相手を自分の価値観に

当てはめて、くだらないとか

アイツはアホか?と

見下す前に

やる事があった!

 

それは、土屋が仕事で

尊敬してる人なら

どんな判断と行動を起こすかな?って

ちょいと丁寧に考えてみた。

 

その尊敬してる人なら

絶対にどんな相手であっても

軽蔑するより、まず

その対象者としっかり

話をしてるし、

相手の考えを先に聞いてるわ!と、

 真似てみよーと考えた。

 

で、翌日本人に

「何しにココに

仕事しにきてるのか

自分の考えを聞かせて」と

問うてみた。

 

新人;「コミュ力高めるため」

土屋;「コミュ力高めるんやったら、

            他でできるやろ?」

            仕事する意味は?」

新人;「・・・」

土屋;「自分の働きに対して

            会社は代金を

            支払ってくれてるから

            お互いの等価交換やで。

            そのお金で、君は生活が

            成り立ってるんやで」

新人;「それ、言われて初めて

            考えた・・・」

土屋;「今日は、

            運営の内容がこれやから

            君のやりかたで、

            生徒たちが心から

            受けて良かったと

            感じる授業運営を考えて、

            実際にやってほしい。」

 

と、期待がけして、

運営の主導権を握らせた。

 

運営を一緒にレクチャーしながら、

確認して、いざ授業へ。

 

すると・・・

 

若いってすごいなと思った。

言われたことの飲み込みの早さ。

緊張もせず、

自分の発言も

相手の発言も

全部記憶していて、

運営上変なかみ合いは

全くなかったのだ。

 

子供が楽しむ所を

よく知っていて、

授業後、若手新人は

「疲れたけど楽しかった🎵」と

昨日と表情は全く違っていた。

 

もちろん子供達も

「今日は楽しかった~」と

満面の笑みで帰宅。

 

結局、何が問題だったかと言うと

土屋の古い考えが

老害を産んでいたに過ぎず、

若手に「委ねる」

できていなかったんだな。

 

もっと広い器で受け止め、

相手を価値ある存在と認める。

 

それが全く出来ていないから

あんな態度で見せてくれていたのだろう。

 

毎回、自分の価値観を

押し付けて、ちょっとでも

感情に触れたら

「お前が悪い!」と

上から押さえつけていたのは

自分だったわけだ。

 

(`・ω・´)ムカッとした時こそ

「あの人やったら、

こんな時どんなんねやろ?」を

考えると、非常に冷静な対応が可能。

しかし、若いって

ホンマ能力いっぱい持ってるわ

ニヤニヤ


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