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僕と齊藤君

Image by Olia Gozha

これ、結構興味ある人いるはず。

 

特に松江保護者は。

 

齊藤くんはね、僕が独立開業した時に

 

大学生のアルバイトとして松江塾に入ってくれた人。

 

何年前だ?

 

ま、いいか笑

 

大学卒業までいてくれて

 

そのまま大手塾に就職。

 

僕は他のアルバイトと人と一緒に松江っ子の指導。

 

まだマンションの一室時代の話ね。

 

一室時代って、一瞬室町時代に見えるね笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、そのまま半年?くらい経った時に

 

僕のガラケーにメールが入った。

 

 

文面とかは覚えてないけど

 

「お話する時間ありますか?」

 

みたいな感じだったと思う。

 

どこかで飲みながらだっけな?

 

僕の目の前に現れた齊藤くんは

 

ちょっとやつれてた。

 

話を聞くと

 

あんなに好きだった授業が

 

楽しくない、と。

 

上からのマニュアル通り、カリキュラム厳守

 

そんな画一的な指導をしているうちに

 

心身ともに疲れてしまった、と。

 

 

で、その大手塾を辞めて

 

松江塾に就職。

 

 

そこから齊藤君はみるみる元気を取り戻し

 

取り戻しすぎて太り

 

太っては痩せ?  

 

痩せては太る

 

の繰り返し。

 

そこから松江塾は道の反対側のテナントに映り

 

壁を破壊し、破壊したところにまた壁を作り

 

教室のレイアウトをちょこちょこ変え、

 

松江町の交差点を中心に

 

モニョモニョと増殖し

 

そして今に至る。

 

そんな松江塾の成長とともに

 

齊藤君は成長し

 

結婚し、

 

子供ができて

 

今はもう、松江塾の表窓口に立つ先生だ。

 

僕を見たことがない保護者はめちゃくちゃ多いが

 

齊藤君を見たことがない保護者はいないよね?

 

松江塾の先生

 

と言えば、齊藤君を最初に思い浮かべる人の方が多いんじゃないかな笑

 

でね

 

ここから先

 

 

他塾の先生に話すと

 

大体みんな驚く。

 

 

実は僕と齊藤君は

 

 

滅多に言葉を交わさない。

 

 

たまにLINEでコソッとやり取りする程度。

 

 

壁一枚向こうにいるときも

 

「◯◯、発熱で欠席です。」

 

「おけ」

 

 

みたいな。

 

 

多分、離婚直前の夫婦よりも言葉を交わさない。

 

 

「それでよくあんなにたくさんの生徒を相手に授業を回してますね!」

 

 

たしかに笑

 

 

なんで回ってるんだろうか笑

 

 

不思議でしょー?

 

 

不思議だよねー

 

 

でも、その不思議だなーって

 

思う感覚

 

 

ぼくも共感できるよ笑

 

 

 

不思議だよねー笑

 

 

 

 

 


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