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「生理が来ない。」と思っていたら難病でした 生活編

Image by Olia Gozha

駅まで徒歩4分。

この距離がとめどもなくて涙が出た。その日は1日休んで家にいることにした。家のベッドに潜り込んで、時間が過ぎるのを待った。そうすれば、カラダが回復してくるだろうと期待していた。

一人暮らしの部屋に一人でじっとしていると、子どもたちが遊んでる声が外から聴こえてくる。小さな頃に学校を休んで家にいたころのことが思い出された。あのころは体調を崩してもそばに誰かいてくれた。子どものころが懐かしかった。

今は、近くにいてくれる人はいない。心配させまいと都会でうまくやっていると話してしまっていた手前、今の状況を家族に相談できないでいた。


都会でひとりぼっちだった。

一度だけ、元恋人に連絡したが相手にされなかった。

全く陸が見えない大海原からの遠泳を課せられたようだった。


翌日からは、会社へ行けたり行けなかったりする日が続いた。このままだとクビになるかもな...。そんなことを思いながら、有給休暇を少しずつ切り崩しながら、慎重に1本のロープの上をゆっくり進むように、仕事と体調と生活といい塩梅を探しながら毎日が過ぎるのを待っていた。

誰かにそばにいて欲しいという心の声は押しころした。子どもができないカラダで恋愛するのは、なんだか気が引けた。20代のいい時間を自分に使ってもらうのが申し訳なかった。自然と恋愛からは遠ざかる生活になった。

丸1日眠ってもカラダのダルさは抜けず、ずぶずぶと泥沼にはまるようにダルさを増し、輪をかけて生活をどうしていこうかという漠然ながら重要な問題に行く手をはばまれた。

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