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13/6/29

飼ってた1.5m級のヘビに噛まれたときの話

Image by Olia Gozha

ボールニシキヘビ

ヘビを飼ったきっかけ

昔、熱帯魚や爬虫類の飼育について勉強する専門学校に通っていたんですが、その頃の先輩の家にお邪魔したときに、「お前、ヘビいる?」と言われたのがきっかけです。

すごくめちゃくちゃな話に聞こえるかもしれませんが、通っていた専門学校では、熱帯魚はもちろん、イグアナ、カメ、ヤモリ、トカゲ、ヘビなどの飼育管理を日々やっていてました。

自分自身も爬虫類に惹かれていたので、「これはいいタイミングだ!」と思って、先輩からヘビを譲ってもらったのでした。

飼っていたヘビの種類

「ボールパイソン」または「ボールニシキヘビ」という種類のヘビを飼っていました。ヘビの中ではおとなしく、よく入門種と言われる類のヘビです。

実際、先輩から譲ってもらうときも、「こいつ全然噛まないから大丈夫だよ。ほらほら」とヘビを口でくわえるような素振り(素振りですよw)を見せられたほどでした。

ヘビを毛嫌いする人は多いと思うので、画像は最初の1枚だけにしておきます。みたい人だけリンクでみてください。

Google画像検索|ボールパイソン

飼い方

ヘビの飼育はすごく楽チンです。エサは”冷凍マウス”と呼ばれるものです。サイズは様々で、1cmから大人サイズのものまで。これを週に1回やれば十分です。月に1回でも問題ないくらい。大型であれば大型であるほど体力もあるので、エサをあげなくて餓死するということは滅多にないです。

Google画像検索|冷凍マウス ※若干のグロ注意

ちなみに、私の飼っていたボールパイソンは最終的に体調1.5mくらいまでになりました。と聞くと「すんげぇでかっ!」と思うかもしれませんが、基本的にヘビはとぐろを巻いてるので、そこまでではないです。太さは5cmくらいありました。

油断して噛まれましたw

で、やっと本題です。はい、油断して噛まれてしまいました(笑)

週に何回かヘビを出して触っていたりしたんですが、そのときにヘビの顔の前に手をゆらゆら動かして「最近どうー?」と話しかけていたら、がぶっとやられました。

わたし「ひろゆき(ヘビの名前)、最近どうよ〜?」

ひろゆき「... (お、エサか?)」

わたし「そろそろ、エサあげるかー(手をゆらゆら)」

ひろゆき「(こ、これは明らかにエサだ)」

わたし「お〜い(まだ手をゆらゆら)」

ひろゆき「(やっべぇ、これは大物だぞ!)」

わたし「(まだまだ手をゆらゆら)」

ひろゆき「シャーーーーー!!!(ガブっ!)」

わたし「え?お?ぬぉああああああ!!!」

まず言っておきますが、毒はないです。ただ、まぁまぁ血が出て貧血で数分ほどダウンしてしまいました。(これは個人的な問題です)

ヘビに罪はありません(本気で)

意外と知っている人は少ないんですが、ヘビは視力がすごく低いんです。なので、目が見えない変わりに周辺の温度差と、その動き具合で状況を把握します。

いつも出し入れしている、あの赤い舌で周辺の温度を感じ取ります。(プレデターみたいなイメージ?)ということは、「温度が高くてちょろちょろ動く物体=エサ」と判断するのがヘビです。

そう、この動作を私は手でやってしまったので、「お!エサやないか!」とヘビが嬉しがって飛びついてきてしまったのです。

当然ですが、ヘビは私の腕にものすごい力で巻き付いてきて、殺そうと必死でした。まぁこの程度で私は殺せませんが、それでもすごい力でしたね。

正直に話すと、あまりにも強い力だったので、「こ、これは、切るしかないか(=殺す)」と思ったほどです。

でも、そこで私の良心が「いや、それはダメだ!」と止め、なんとか力づくで引き離しました。(もう片方の手でヘビの口をこじ開けて離しましたw)

結構痛かったですが、ヘビに罪はありません。

例えどんなにおとなしい(と言われている)ヘビであろうと、”絶対”に噛まれないという保証はない、ということを学んだ瞬間でした。

ヘビを飼ってみたい人へ

ボールパイソンはとても飼いやすく、繁殖もしようと思えばできます。

私が噛まれたのは私の過失であって、ヘビの過失ではないので、どうぞ安心して飼ってあげてください。

ただ、頭の前に指や手をゆらゆら動かすのだけはやめましょう(笑)

て、STORYS.JPユーザーにヘビ飼いたい人なんかいないか...w

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