top of page

部屋中濡れたティッシュまみれの男の最期

Image by Olia Gozha

シュッシュッシュッ...ビクン!!!

世の中で大きな問題とされる環境破壊。

人間は木々を消費し続け誰かが代わりに木々を植えてくれると思って、割り箸や紙などを罪悪感も無く消費し続ける。



そんな環境破壊に一番積極的な男の話...



その男は毎日ティッシュを使う。

目的は己の欲を満たし慰めるため。

1日の消費量は1射につき3~5枚。

ティッシュだけでなく子孫を残す上で大事なモノまで無駄にするとは、

少子高齢化にも悪影響だ。



行為の最中は快楽に夢中になるが終わり次第

自分の行為に何の生産性も無いことに気づき

虚しく、寂しく、少しの罪悪感が出てくる。



今この記事を見ているあなたも含めて

「人は幸せになりたい!」違うか?



食べる、寝る、性交すると言った本能的に満たされることでは無く

誰かに認められたい!

誰かに勝ちたい!

誰にも縛られたくない!

誰かの役に立ちたい!


といった現代的な幸せを求めている。



それはこの男も同じこと。

ここではこの男を”青二才”と呼ぼう。



青二才は平凡な毎日に飽き飽きしていて

「今日は何か楽しいことがあるんじゃないか?」と根拠も無く期待するも何も無く、

「何か新しいことにチャレンジしよう!」と思っても何から始めれば良いのか分からない。


ただ少しずつ意識が変われば、目にする物も変わってくる。

例えば青二才はよく漫画を読むのだが、ジャンルは少年ジ◯ンプ、マガ◯ンなどのアクション系だが初めてヤングジ◯ンプのキン◯ダムを読んだのだ。

キン◯ダムは歴史漫画でアクションシーンも多いが見所は登場人物が戦争や政治の為に人々を束ねていく人間模様である。

ここに自分を照らし合わせて、一体今の自分に何ができるだろうと考え始めてから青二才の人生は大きく変わり始めた。



まず青二才が働いてるコンビニのバイト先でお客さんに元気よく挨拶するようになった。

ただ大きな声で挨拶するのとはわけが違う。



今日レジに来た仕事終わりで40代ほどのおじさんが青二才の挨拶で元気になってくれたら良いなと思って挨拶してるのです。

行ってる行動自体は小さなことだが、今まで何気なく挨拶していた時間に生きがいを感じて青二才の幸せ度は明らかに高くなったのです。



それから仕事に行くことが楽しくなり、職場や友達、家族にも優しく接せれるようになって周りに人がどんどん集まるようになりました。



ここで気付くのです。

幸せは大きなことをしないと作れないものじゃない。

小さなことでも誰かが喜んでくれるよう心を込めて行動するだけで自然と感じれるものなのだと。

続く


←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page