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最愛のビッチな妻が死んだ 第44章

Image by Olia Gozha

交際54日目 4月11日
 
 夜中の12時を過ぎても、お互いの酒宴は続いていた。
「帰った?あげは平気だよーー」
0「あと、一杯飲んで解散みたい」
「終電ある?タク代ある?」「寿司、シャンパン、女の子、そしてヤクザとあげは」
「タク代がない!」
「最悪、渋谷のカフェででも待っててくれたら、タク代もらえるから。それかカードは?移動するよ、セルリアンあたり」
「終わったら、連絡するよ」
「ラスト一杯からがなげーな。渋谷、ラーメン通りで呑んでる」
「長い。帰りたい」
「浮気だな!」
「出版関係の男女しかおらんな。飽きた」
「えーいつもやな。あげは楽しまなきゃ損と思ってるから、盛り上げ役に徹してる」
「とらふぐ」
「お土産」
「ゲット?」
「もちろん。ダンナの家に誘われてるけど、3Pの流れを感じるので、拒否」
「どういうこと? 終わり。帰る」
「おけ」
 この時、すでに時刻は2時近かった。

「神楽坂だ」
「えーと渋谷出れる?今、渋谷。チェックした」
「渋谷まで、タクるは」
「おけ」
「向かってる。あげは、やっぱり出版女子や周りの女子より、おもしろくてかわいいよ。を再認識したわ」「あげは以外はつまらんな。あげちゃん」
「うん?」
「抱きたいな」
「激しめで」
 僕たちは2時過ぎに渋谷で合流し、深夜3時ごろ帰宅した。宣言通り、この夜だけは激し目にあげはを抱いて一緒に抱き合って寝た。

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