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節電率90%の世界へようこそ 1.3.1.2 水道哲学から少品種少ロット生産の水栓哲学へ(2)

Image by Olia Gozha

水道哲学は発展途上の過去の日本にはすばらしい考え方で必要だったでしょう。日本人の生活水準が向上した理由の一つはこの考えの実践だったのかもしれません。しかし、資源や環境を長期的にかつグローバルに考えればそれで永続的に良い発想だとは言い難いのではないでしょうか。なぜなら、物質的に成熟した社会、先進国社会や多くの国々では

*   物、商品が貴重な原料資源から作られていることを人々は理解し難い。

*   商品が完成するまでに関わってきた人々の努力、苦労を正当に評価していないことにもなる(特に商品のゼロ円販売はその典型的な例)。

*   労働に対する貴重な対価の一つであるお金の価値を見失わせる。 

*   衝動買いの率が高くなり、ゴミが増える。

*   生活レベルでの金銭感覚よりも安いと感じる場合、それは地球規模での地域間格差と時差を利用して他国他者の利益や資源を搾取しその不当低価格を実現するのですが、それに罪悪感すら感じない。 など。

 これらの理由から、私が製造業を起業するとすれば「適正価格で良いものを必要数供給する」姿勢を貫きたいし、物を製造し販売する関係者にもこれからはこの考え方に賛同いただきたいと思っています。ここで、

*   適正価格とは購買者の生活レベルで衝動買いができない価格、故障や不具合が生じた場合には、そっくり買い換えるよりは部品交換や修理の方が安くなる価格

*   必要数とは決して大量廃棄処分などにはならない数。

 この考えに従って、今後は製造業ビジネスの起業を考えると、いくら起業を勧められても、何がしかの援助や支援をうけても、起業することは決して容易ではないことがわかります。

最近、成功して時代の寵児のようにいわれている会社も、意地悪かもしませんが、見方を変えれば;

衣料品のY社はビジネスとして成功している会社かもしれません。しかし、地球的に考えれば地域間格差と時差を利用した搾取実践、ゴミばらまき会社で、尊敬される会社ではない、と思います。

コンピュータソフト会社のM社は成功している会社かもしません。しかし、独占高圧的商法、同業他社をいじめ商法、独占禁止法違反商法実践会社で、尊敬される会社ではありません。

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