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スタートライン8

Image by Olia Gozha

 僕の店では、ハンディキャップダイビングをしています。体に障がいのある方へもダイビング講習をしている。ハンディのある、なしに関わらず、出来るならこの遊びをみんなにやって欲しいとずっと思ってきました。こんなに楽しくて癒される遊びって他にはない。ダイビングを僕は広めたいが、このハンディキャップダイビングも広めたいと考えている。しかし、なかなか広まらないのが現実だ。いくつか原因があるからなのだが、それらの要因で、日本でハンディキャップダイビングを実施している店は極端に少ない。現在、埼玉、東京、大阪、奄美大島の4つだけだ。専門的な講習を受けてその店舗の1つとして認定された時は3つであったから増えた事は増えたが、もっと増えてほしい。何故増えないのか?はわかっている。様々なリスクを避けるというのが誰もが真っ先に挙げるだろうが、僕はそうでもない気がしている。

 僕がハンディキャップダイビングを実施する様になったのにはきっかけがある。
 大阪でダイビングスクールを運営して数年たった頃、当時在籍していたスタッフが、ハンディキャップダイビングの存在を知り、店でもやりたい、と提案してきたのがそれだ。
 話を聞いた当初、他の店もしているし、わざわざ自分達がした所で需要はそんなにないのでは?と思った。少しはそういう存在を知ってはいたが、僕のスタンスはそんなものであった。そう、ちっともやる気がなかった。
「他にも沢山している店があるのだから、そういう所にまかせたらいいのでは?」という考えを伝えた。しかし、事実は自分の認識とは異なっていた。
 少し調べてみるだけで、ハンディキャップのある方をきちんと受け入れている店がたったの2店舗しかないという情報にたどり着いた。
 日本では、ハンディのある方を受け入れ可能なダイビングスクールが、ほとんどないというのが現状であった。
 そういう店になるには、専門の講習をもちろん受ける必要があった。勿論、医師の診断によっては受け入れが出来ない場合があるし、最終決定は医師に任せる事が出来るとも知った。
 この時、色々な疑問が浮かんだ。
 何故広まっていないのだろう?広める事は不可能なのだろうか?需要はないのだろうか?
 ネットで得られる情報には限りがあった。正確な情報を知るには直接実践している人に聞くのが一番だろう。さっそく、スタッフが視察に行きたいという提案を承認し、現地に向かわせた。
 戻ってきたスタッフに写真とその話を聞いて、僕は自分の店でもハンディキャップダイビングをしてみたくなった。

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