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インスタと自分

Image by Olia Gozha

ついこの前、インスタグラムを開いた。

正直、自分はその類のsnsを使うような人種ではない。

それでも、開いてしまうのは何故だろうか?

他人のことがどこかで気になっているのであろうか?

それとも、良い暇つぶしになるとでも思っていたのであろうか?

溢れるライク、賑やかそうな写真、キラキラしている人たち、、、。

特に何も上げるものもない自分と違い、矢継ぎ早に投稿を繰り返し、イイねとコメントをかっさらっていく。


なんと器用なものか!


その写真や動画からあふれる輝きは光子とともに、自分の目や心を容赦なく突きに来る。 


そんなとき、私はふと思うのだ。彼らは私の知らない世界を知っているのだと。


自分の知らない世界を知っている。その事実に対して、私の心は嫉妬、羨望、恐らくそういったある種の感情が心の中を渦巻くのである。


自分が何かから取り残された、どこかにポツンと立ってしまっている、そんな感覚と言ったほうが正確かもしれない。


その悲しさ、虚しさたるもののやり場に困っている。ありのままの自分をインスタグラムにぶつけてしまおうか?


そんなことをしても皆が華麗にスルーすることは目に見えている。自分の反抗は周りから異議とすら認めてもらえない。


こうなってくると、もはや自分は社会に所属しているのかどうかすら、はっきりしなくなる。






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