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一番殺したいのは義理の兄であった!!

Image by Olia Gozha

姉と結婚する前から他人の子供と知りつつ育てようという感情が、若さゆえの無謀さと他人の子供でも命を守りたいという義侠心からなのか理解しづらいのだが、想像していた通りの状況に陥っていくのだった。

 最初は、自衛隊の基地から出ることができたために自由になったと羽を伸ばし姉と赤んぼと義理の兄の生活が、スタートしたのであったが自由な時間が増えると暇をつぶそうと酒やギャンブルに走るようになり徐々に借金を増やしていきストレスから姉を殴ったり蹴ったりするようになり、それに耐えかねた姉は手首をカミソリで切り自殺未遂を決行したりお互いのためと離婚をして別々に済むようになったのだが、どこかで反省して復縁をしたのだがそこできっぱりと縁を切ってくれていれば、その後の義理の兄の人生は救われていたのかもしれないが、義理の兄に対して私は憎しみを持ち続けている。

 彼が、借金で行き詰まり職を転々とする間に知り合った「丸山」という男がいるのだが、彼は義理の兄が困っているという話を聞かされてやむを得ず給料やボーナスから資金援助をしてくれていたのだが、彼は義理の兄の甘言に乗せられてパチンコ店に出入りするようになり某大手コンビニエンスストアのフランチャイズ店の店長を任されていたのだが、パチンコ屋義理の兄に付き合ったせいでできた、借金を負担に感じるようになりもっと給料のいい会社を探さないといけないと転職することになった。

 「丸山」は、私が住む地域の進学校を卒業している為に転職に関してはスンナリと進んだのが、やはり借金を背負っているという重圧が、彼の心理的負担となり仕事にも支障をきたすようになってしまっていた。

 それでも、義理の兄に同じように迷惑をかけられているという同郷の好という感覚が、お互いを何とかして救いたいという感覚だったのだろうが、金の切れ目が縁の切れ目というべきか、23歳の若さで友人に60万円以上も知人に貸して返済がなされないという状態に落ちいらされてしまうと救い世もなくなってしまった。

 そんな心理的負担が、当時の彼女にも影響するようになり彼女と一生添い遂げるということを常に心に抱いていたのだが、人が生きるということは誰かの犠牲の上に成り立っているという認識を持っていて働いている職場環境も借金問題や上司との関係性や自分がその会社にいる方が不利益であり何度もやめるということを伝えたことがあるのだが、簡単には退職することができなかった。

 何度かのやり取りの後で、退職することができたのだが借金を抱えたままの状況で新しい職を見つけることや家族間の健康問題や建材的問題など問題が山積みで生きるということに対して嫌気しかしなくなってしまっていた。

 その頃から働き方に変動が見られ終身雇用からフリーターへと流行が変わり徐々に通信手段にも変化がみられるようなり携帯電話が、普及するようになったのであるが、それよりも自分が働いていた場所がそのあとも存続できるように少なくともお客を取り合い食い合いをしてしまうような状況を軽減させようと当時のライバル店を潰そうとにらみを利かしていたのである。

 その甲斐があったのか時代の流れというべきなのか当時の競合店と言われて店舗は、何店舗か閉店して顧客管理がきちんとできる人間が運営に携わっていれば自分が働いていた会社は、潰れはしないだろうと高を括ることにして、自分が本来やりたかった仕事を見つけようと今も夢を見続けている。

 

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