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アホの力 4-9.アホ、リハビリを楽しむ

Image by Olia Gozha

『前向き』『プラス思考』でリハビリに取り組む事に疑問を持った私だったが、それらとはまた違った気持ちで取り組めば良いという事に気付いたのだった。

それは『前も後ろも向かず、プラスもマイナスも無く、ありのままの視点で自分と向き合う』というモノだ。

こうする事により、日々変動する身体の状態に、いちいち一喜一憂せず、『前向きでいよう』とする事にエネルギーを使わずに済んだのだ。


とはいえ、希望的観測を持たずに自分と向き合うのは、なかなか難しい事ではある。普通の生活をしてる人には、自分とじっくり向き合う時間もなかなか取れまい。


私の場合、入院中だという事が幸いした。

自分と向き合う時間は無尽蔵にあったのだ。

入院中であるが故に、思考が単純化したのかも知れない。そのおかげで『色々考えてしまって疲れたから、考えずに済む方法を』という思考に達したとも言える。


そうして、ありのままの視点で自分と向き合う事で、ちょっと面白い効果も上がってきた。

リハビリが楽しくなってきたのである。

これはどういう事か…。


自分と向き合うとは

『今日の自分の身体はここが動く』

『今日の自分の身体はここが動かないが、力は少し入る』

『今日の自分の身体は拘縮が強い』

今日の自分の心は、少し寂しい』

といった具合に、自分の状態と向き合って評価する事だ。

すると、前日と比べた変化が分かりやすい。それも、一喜一憂するのではなく、冷静に振り返る事が出来るのだ。

そうなると、リハビリの成果も目に見えるようになる。

成果が目に見えるようになれば、闇雲にリハビリに取り組んでいるという感覚が無くなり、目標も見えてくる。

そうなれば、もう暗中模索では無くなるのだ。

目標に向かって取り組んでいる事が実感出来て、しかも効果が見えるようになれば、リハビリをする事自体が楽しくなってくる。


この心境に至るまでは結構苦しかったが、この心境に至ってからは、気持ちがとても楽になった。

『辛いリハビリに、歯を食いしばって取り組む』では無くなったのだ。

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