top of page

アホの力 3-14.アホ、苦しむ

Image by Olia Gozha

みみセンの方向性について、何となく道を見つけた私だったが、具体的に何をしようというプランは、ぶっちゃけこの時は無かった。

私自身、勉強もしながらのみみセン運営だったし、日々試行錯誤の日々だった。

この頃には、みみセンの仕掛人の1人であるアリーは南相馬を離れ、別の街で新しい事を始めていた。なので頼る訳にはいかない。私がしっかりしないと。

 

でも正直、日々舞い込む案件の対応と、てんこ盛りの事務処理でいっぱいいっぱいだった。

みみセンの方向性について誰かに相談しても…

『そんな事はお前が決める事だ』

と言われてしまう始末。まぁ実際そうなんだが、相談には乗って欲しかった。

 

この時期は、以前から言われていた『あいつは使えねえ奴だ』という噂か一層強く流れた。会う人会う人に怒られて、ちょっと参ってしまっていた。

『何でこんなに言われなきゃなんねえんだ』

などと思ったりもしたが、そんな事を言ったところで何も変わらないし、言える相手もいなかった。

 

しかもこの時点で、私は全てを無報酬でやっていた。借金はかさみ、経済的にもどんどん苦しくなっていく。

 

とにかくやる事をやるのみ。

産みの苦しみとはよく言ったもので、この時期はみみセンのプランを産み出す苦しみを味わった時期だった。

 

もちろんそれは、私のスキルが足りなかったが故の事でもあった。なので勉強もした。毎日の仕事と勉強…これはモノになるのだろうか。

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page