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ICHIRO SUZUKI & JIM & 僕

Image by Olia Gozha

僕とJIMが出会ったのが、1996年。


今は無き、赤坂プリンスホテルだった。


僕は、テーブルを挟んで

JIMとボスのRogerの腰掛けたソファーに

膝を付き合わせた。


話は簡単だった

「アリゾナキャンプに招待選手として参加させる」

この一言だけだった。


僕は、この話から年明け早々にロサンゼルスへと

単身で渡米した。


そこで、JIMに紹介されたのが

元NPBロッテの中山さんだった。


「2月のアリゾナ キャンプに

中山と一緒に参加する。


君は外野手だが、中山と一緒に

バッテリーキャンプに参加してくれ」


僕達は、ロサンゼルスでの自主トレを終え

飛行機でアリゾナの地へと降り立った。


ここから、僕のMLBが始まった。



あの日から、21年。



引退してから21年の時が過ぎた頃、

僕は再びJIM COLBORNと出会う事になる。


この時、JIMから贈られた「言葉」がある。


「人は必ず障害に出会う

誰もが負けそうになる


そこで頑張れる人間になりたい

前向きな姿勢で

夢を持って歩いて行きたい」


ICHIRO SUZUKI 



「難病を克服して、ここまで回復している

君にピッタリの言葉だよ。


この言葉は、スカウトである僕に

ICHIROが贈ってくれた言葉なんだ。

この言葉を君にも贈るよ」


「Thank you, JIM.  ありがとう」


僕は、涙と共に難病で倒れた

10年を振り返り返っていた。


これから歩き出して行く

道を真っ直ぐ見据えながら

僕は言葉を口ずさんでいた。



「人は必ず障害に出会う

誰もが負けそうになる


そこで頑張れる人間になりたい


前向きな姿勢で

夢を持って歩いて行きたい」







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