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私の支えになってくれえた人

Image by Olia Gozha

私は、25年ほど前に、学業に夢中になり、過労から拒食症になり、口から食べることが出来なくなり、入院し、また、その後、忙しく夢中で働いて、もっとひどい拒食症になり、IVH(中心静脈栄養)をすることになりました。当時、私の周りでIVHなどをしている人などいなく、医師からも「高カロリーの点滴を入れるためだよ。(輸液を)入れないと死ぬよ。」と言われただけでした。

私は自分でIVHをやることになって、不安だらけでネットで情報を集めました。そして、Tさんのブログを知り、質問や相談をしていました。食べようと思っても、飲み込む力も無くなっていました。Tさんはクローン病でIVHをしていて、そのことをブログに書き綴っていました。Tさんは、10代の頃から、手術などの辛い経験もしてきた私より7つ上の人でした。

Tさんの方が辛いのに、私のどんな質問にも丁寧に答えてくれ、励まし続けてくれました。先日、私の最後の手術が終わり、食べられるようになった私は、IVHが外れ、少しですが働けるようになりました。そんな私に、先日メールをくれました。

メールの内容は「最初に貴女からメールもらった頃の事はよく覚えてますよ、あの頃はIVH関連で何人もの問い合わせがありました。その中で1番大変そうだったのが貴女でした。でも文面から1番生きる意思が強かったのも貴女だったよ、だから僕は出来るだけ答えようと、そしていつか時間がかかるかもしれないが元気になるのを見届けようと思ったのです。山あり谷ありな人生ですが確実に前を向いてる貴女を見てると僕も頑張ろうと思えるので感謝してますよ。」でした。

ずっと頑張り続けてきた糸がほどけた気持ちになりました。私は泣きました。そして「生きていること」「生かされていること」をあらためて感じ、一生懸命、人は生きている、と思い直し、まっすぐな笑顔で生き生きとした人生を送ろうと思ったのです。

Tさんは、私の支えでした。医者や家族にも支えていただきましたが、同じ思いをしている人からの言葉が一番心に残りました。

強く優しく生きていきます。ありがとうございます。

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