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舌を巻いて怒鳴っても決して利は無い

Image by Olia Gozha

日常化していた親からの暴言を思い出す。

幼い私が息をして親の横にいるだけで親はムカついたのだろう。自分のイライラをぶつけてくる親に恐怖を抱き、震え上がる幼い自分。

大人になって周りで同じ様な事をしている人を観察していて知ったのだが、

イライラしている自分に向き合う術も知らないし、子供の扱いも知らないし、知識も経験も無いから、それしかできなかったのかと思った。

子供はまだ未発達だから、何かをするとき「待つ」って事をしてあげないと何事も最後までやり遂げる達成感が身につかない。

しかしイライラしている大人は、「待つ」事を知らないので、暴言と共に手を出してしまう。そこに反発する感情が生まれて何もかもがうまくいかない。

あんな悲惨な育てられ方をしたけど、親の側に立つと、自分の持ってる薄い知識と経験で精一杯やっていたのだろう。

相手の立場に立ってみると、意外な事実が判明するんだなぁ。

親も必死だったんだろうな。


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