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精神的返礼と自己犠牲

Image by Olia Gozha

ドラマだったかアニメだったか作品はよく覚えてはいないのですが、とても気になるというか心に残っている好みのフレーズがあります。

「このお礼は何れ精神的にお返しします。」

金銭だとかお礼の品だとかあるいは身体だとか、物理的もしくは視覚的に把握することのできないお返し。

単にケチ臭いだけなのではと言われればそれまでの話ですが、なぜだかこの言葉に妙に惹き付けられるのです。

もっとも惹き付けられているだけで、それを自身が実践できているかはまた別の話なのですが。

ただ、こんなクソ野郎ブタ野郎の私なんぞが思いついたことをちまちま書き連ねたものが生きる励みになるという人がわずかとはいえ現実にいたりするのもまた確か。

お返しという形ではないにしろ、精神的に何らかのお役に立てていたのならば幸いな話。

ちょっとは生きている価値があったというもの。

ただこれに甘んじてはいけないのかもしれません。

助けを求める人を助けることで自らが満たされていき、やがては単なる自己犠牲野郎の共依存にならぬように肝に命じておかなければいけないなと。

初対面の人に自らの病のことを話す機会がありました。

その方は人を見ることに長けているなと感じてはいたのですが、ズバッと見抜かれました。

「自分に刃を向けてしまいがちなんですね」と。

本来適当お気楽な性格なはずなのに、いらぬところで作動してしまう完璧主義。

自分を適切にコントロールするのはかなり難しいことだなと痛感しております。

ひとまず、自分に向けられる刃への盾を築き上げなければいけないなと。

そうなると、私にとってはやはり何かしら書いていくこと=盾なのかもしれません。

ただ、以前のようなスタンスで書き始めると、きっと書き物依存症になっていき刃や鉾が増殖するだけなのであくまでほどほどに、ゆるやかに。

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