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親と合わない人は、どうやっても安心を手に入れられない?

Image by Olia Gozha

親からの言葉の暴力は、生きる糧を失ったまま不安と恐怖の中を生きていくことになる。共依存になるので、自己否定が強固になり、人間関係や結婚や仕事は上手くいかない。

母親のお腹にいた頃から既に不安と恐怖感で一杯だった。おまけに自閉症で、泣かない赤ちゃんだった。少し大きくなって集団の中に入れられても1人で狭い場所に入り込んでじっとしている子できみ悪かった。

苦しく辛い日々。ずっと、安心して頼れる人を探し続けているが、思い描く人間に出会えず現在に至る。

どうして恵まれない自分なんだろう?

でも、そんな親を自分で選んで生まれて来たと知った時、実は思い描いていた「信頼出来る人間」に自分がなる為に計画していたんだと気付く。

恵まれないと思い込んでいたのも自分の勝手な思い込みで、気の合わない親と思っているが、生まれる前に言葉の虐待をする、そんな嫌な役目を引き受けてくれたのも親の本物の愛情からだった。誰だって、そんな嫌な役目をする為に生まれてきたくはなだろう。

悲惨な生活を体験しなければ、決して成長はせず、経験を通さずには向上しないのだ。

性格が偏っている為、人を愛する術も知らず、目の前にある事象に翻弄されてばかり。そんな自分を一生懸命支えてくれたのが、私の息子と娘だった。私を助ける為に生まれてきてくれた事も後から知った。

悔しさや辛さで泣いてばかりの日々。

どうして恵まれないのだろう?と勘違いしていたが、人は必ず必要とされ、守られている。進化向上の為に意味があって、こうして生きていると改めて知った。

子供から教えてもらった事の一つに

「おかんは、もっと自分の好きな事、やりたい事していいんやで」

と言われた時の優しい言い方。

自分を犠牲にして頑張っている姿は、結局自己満足なだけであって、周りから見ていても決して嬉しいものではないという事に気付かされた。

しかし子供は、あえて優しい言い方で「好きな事やってごらん」としか言わなかった。だからこそ自分で気づけたんだ。

誰かに頼りたくて、頼れる相手を探し続けてきたが、子供からは親ほど安心出来る存在は居ないと思ってもらっていた。自分がそういう存在になる為の道だったんだ。

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