まず最初に書いておかなければならないことが3つあります。
・主に変わったのは思考回路であるということ
・今でも音楽を愛しているということ
・"僕の場合" はMacがきっかけだったということ
それでは、本当9割・冗談1割のお話をご覧ください。

ババ シュンキ(20歳・フリーター)
一人暮らし、バンド初心者、バイク好き
まったく この男は高校を卒業してから何もしていない。
バイトを点々としながら一人暮らしを始めたが
人生については何も考えていないようだ。
僕「(テレビを観ている)…」
友人「お前またバイト変えたんだって?」
僕「んー」
友人「将来どうすんの?バンドとか始めたみたいだけど…それで食って行こうと思ってるわけじゃないよな?」
僕「ん? バンドで食っていけたら最高だよねぇ」
友人「適当だな…お前部屋も汚ねぇし…デジタルに弱いし…俺は仕事も慣れてきたから、早くプロジェクトを引っ張るような人間になりたいんだ!」
僕「ふーん 俺はバンドとバイクかなぁ バンドは初心者だけどなんとかなるかな。うふふ」
友人「…。貯金は?何にお金使ってんの?」
僕「貯金て何?お金はお酒とバイクだな!」
友人「はぁ…とりあえず、輝いてないヤツがバンドなんかやっても無駄だぞ。じゃまた。」
僕「んー (輝くってなんだよ)」
このように、活力なし。行動なしがシュンキという男だ。
今までもそうだった、一生懸命になったことが無い。学校はテストだけ行っていた。バスケ部も適度にサボった。
美術の教師をしている母の影響で、小学校の時にたくさん絵を書いていた。そのくらいが記憶の片隅の唯一の行動実績だ
一人暮らしを始めたのも「女の子と夜も遊びたい」が大方の理由である。
正直、バンドだってモテたいから始めたんだろう。
そんなどうしようもない男を、不幸が襲う。
ある日の正午、みなとみらい21地区
バイクの後ろに女の子を乗せて、ダメ男は横浜のみなとみらいを走っていた。綺麗なビルが広い道路沿いにそびえ立っている。日差しがキツく熱い夏。
僕「そういえばさ、バンド楽しいんだよね!なんかさ、俺ずっとこれがやりたかったのかも知んない!」
Mちゃん「(バイクの音うるさいなぁ…)ふーん!じゃあさ!ライブ行ってもいい?」
僕「来な来な!まだ下手くそだけどさ!これが輝くってことかも知んない!」
Mちゃん「(輝く…?)う、うん!やったー!チケットお願いね!」
僕「おっけー!お金払えよ!笑」
Mちゃん「しょうがないなぁー!シュンキ君お金ないしね!笑」
僕「お金はバイクとバンドに使うからな!ハハハー」
アホみたいに飛ばしてる車「ブーン!!!!!!!」
Mちゃん「あ!危ない!!!」
僕「へ?」
ドパンッッッッッッッッツガガーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
みなとみらい ど真ん中 晴天
バイク一台と乗用車が接触
バイクは大破 人だかり
「バイクを運転していた男性は10m以上吹き飛ばされて左足を骨折!近くの病院に急行します!同乗者女性は…」
事故だ。