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【裏切りの始まり】あとがき

Image by Olia Gozha

職場、そしてハレ男の仕打ちによりストレスは1000%になり、マインドも、身体も、かなりぶっ壊れたわたしは、日本から逃げる事を決意する。

面白くなってきた英語を本格的に学びたくなったのもあり、選んだ国は『カナダ』。

行くと決めてからの行動は早かった。


給料を貯め、英会話教室に通い、学校探し、ホスト先探し、送金、チケット、斡旋業者を使わずに、友達の手を借りながら全て自分で手配した。


忙しく動くことによって

ハレ男を考える時間を無くそうと思った。


和太鼓は地元の文化ホールで大きい発表会を行ったのを機に辞めた。

ハレ男と会う機会がなくなってホッとした。


それから2年後、何の夢も目標もないまま、

あっさりとカナダに旅立つのである。



しかし根っこにあるものが変わったわけではないので、再びどん底を迎えようとは嬉々として旅立つわたしには1mmも思うこともなかった。


こうして一つ目の「どん底期」は、カナダに逃げるようにして幕を閉じた。


何かを責めることによって自分をまもりたかった。責めることによって、被害者でいることによって、自分はいい人なのだと証明したかった。



わたしは悪くないと。



なぜなら、当時のわたしは相手に使ったエネルギーを、「同じだけ」相手からももらおうとしてたから。


彼から愛されることによって自己重要感を保っていたから、そこが脅かされるとものすごく不安とか焦りを感じて、


わたしばっかじゃん、なんで?

そんなのは対等じゃない!

もっとわたしを見てよ!と


モヤモヤが支配してしまっていたのだ。


勝ち負けの世界で生きてた。

男女の間でこれやると、ホントどんどん拗れてくる。



人と向き合うことも育もうともせずに、

誰かのせいにしてれば自分はとっても楽だけど

でも、それだと根本的な解決には何一つならない。



辛いから、キツイからと、

そこから逃げる選択ばかりだと

(もちろん逃げた方がいい時もあるけど)

同じような現実がまたやって来る。



結局、幸せを壊したのはハレ男ではなくわたしだったのだ。


丸裸の自分をさらけ出すことを嫌がり、

ガチガチのプライドと見栄で固め、


相手にしてもらうこと

相手が変わることだけを望み


自分のせいでこーなったとは

微塵も思わなかったのである。



でも必死だった。

自分を守りたかっただけだもんね。



ただ、「ハレ男が好き」という気持ちだけで良かったのにね。
































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