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片手に握りしめて未来すら見えると思って
頭に放り込んだものだけで
部屋で寝転がって結論を付ける
声すら出さなくても
その片手で語れると思ってる
六畳の世界
耳を塞いで喧騒にリズムをつけて歩く
今すら忘れてデジタルに進む数字すら
気にもしないで
中途半端な時代に踊らされた連中に
殺菌処理と無駄を削られた
地球の反対側ですら数秒で見れて
嘘も誠な中で
何インチかの現実かもかわらない世界
その不明確な現実で
無責任に洒落たあだ名で罵る
羅列された0と1の中で日々が進む
垂れ流す忘却の彼方に消えていく
その中の1であるということすら気付かずに
違うさいつかはなんて無限の可能性も
手足をばたつかせなきゃ始まらない
見えない不安を恐れ
失うものすらないのに恐れ
綿菓子のように甘く軽く溶ける心に
どんなナイフが刺さるものか
やらなきゃ始まらない
歩かなきゃ前進しない
立ち止まるだけでそこから光を照らしても
見える明日はない
世界は阿呆みたく途方もなく広い
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