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あぁなんて身の程知らずの馬鹿だったのか ​

Image by Olia Gozha

「アノ資格」界隈で三年間踏ん張りました。


パワハラとマウンティングで出来た蠱毒みたいなところへ自ら飛び込む大馬鹿の

トノサマバッタとは、俺たちキックホッパーのことよ。

しがない底辺ブラックSE風情が、有名企業ご出身の煌びやかな経歴をお持ちの

方々に対抗しようとしたのが運の尽き。

以前触れた、「アノ資格」界隈で生計を立てる手立ての(1-2)、つまり公的機関

の契約社員みたいなポジションの確保を巡るチキンレースがあります。


公的機関の方というのは、とにかく多くの人の目に触れるところでお仕事をされ

ています。

ですから、説明責任が非常に重いのです。

とすると、その重い説明責任を軽減して差し上げることが、下請け業者の提供

できる付加価値になります。

(一瞬「我々」と書きそうになりましたが、そーいえば僕は「アノ資格」返納して

ました。忘れてませんよ、忘れてない。

誰にどのポジションを置くか判断するときは、最終的な意思決定者を納得させる

必要があります。

そのとき、「これこれこういう立派な経歴をお持ちの方ですから、安心ですよ」

という説明をするのが非常にラクチンなのです。


「コヤツは底辺ブラックSE上がり風情で、見た目もずいぶん胡散臭いですが、

一回仕事やらせてみましょう」とは、絶対になりません。

過去の経歴をもとに起用を決めるのは、組織の在り方を前提とすれば極めて

合理的な判断なのです。


けっして、癒着だとか天下りだとか上級国民だとか詰ってはなりません。

ただでさえ、独占業務のない「アノ資格」なんですから、仲間割れとかみっとも

ないところをよそ様にお見せしてはなりません。

ダメ、ゼッタイ。


あ、そっか。


僕はもう「アノ資格」持ってないんだ。

ま、いーか。

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