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落ちこぼれ第二新卒エンジニアがたった1年で社内MVPを獲得したその軌跡の全て。

Image by Olia Gozha

もうだいぶ前の話になりますが、落ちこぼれエンジニアといっても過言ではないほど仕事が出来ない子が、わずか1年で驚異的な成長を遂げるまでのストーリーとやって効果があったこと、なかったことをアップします。
(まだ未完です、時間を見つけて、リライト&加筆をしていきます)


期待の新人と言われていたはずが、、当時のスペックです、客観的に見ても、ダメでした。▲出来ないこと
・ビジネスメール→書けない。
・報連相→出来ない。
・プログラミング→Javaが少しだけ書ける。(学生レベル)

▲出来ること
・時間通りに出社する。
・元気よく挨拶する。

冗談ではなく、マジのスペックです。
もはやなんのために会社に来てるんだよ、ってレベル。

最初の壁

自分が何をしたらいいかわからない。
仕事をどうやって進めたらいいかわからない
相手が何を知りたいかわからない。何を報告したらいいかわからない。

いわゆる、何もわからない病に陥りました。
当時は、知識が足りないのが原因かな?と思って、
報連相の仕方、仕事のススメ方、段取り力、ロジカルシンキング、新卒の基本、GTD、などなど、

みたいなありがちなタイトルでひたすら調べては、本屋で本を買い込み
ひたすら読んで見ました。

しかし、結論から行くと、この試みは、失敗しました。

本で書かれているを自分が置かれている状況に置き換える事ができず
本の知識をどのように使えばいいのか、イメージできなかったのです。

本を読んで仕事が劇的に変わるイメージが沸かず、段々と本を読むモチベーションが減ってきて、ついには本を読まなくなりました。

仕事ってどうやったらうまくいくんだろう、周りの人が淡々と仕事をしているのにどうして自分はこんなに仕事が出来ないんだろう。

頭に病気でもあるのかな、と本気で疑う日々を1ヶ月ほど過ごしていました。一筋の光明とAha体験そんな悩みで悶々としている中で、本屋で何気なく取ったこの本が
救いの手となりました。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼンやはりジョブズは偉大でした。

この本を読んで、気づきました。

私に足りなかったのは、報連相のスキルやロジカルシンキングなどのテクニックではなく考え方だったのだと。

今まで仕事は、「相手の依頼に応える物」と考えていたので
依頼者から指示がなかったり、言及されていないものに頭が回らなかった為、仕事がそこで詰まっていたのでした。

そうではなく「相手の期待を元に新たな世界観を作り上げる物」
すなわち、こちら側で世界観を作り、それをプレゼンすることによって
相手の期待を上回る価値を届けることが出来る、それが仕事なのだと価値観が変わったのです。「仕事に追われる」から「仕事を追いかける」へと変わった転換点でした。別人のような成果そう思い始めてからは、仕事が面白いように進んで行きました。1ヶ月かけても出来なかった1つの"タスク"(当時は、プロジェクトですらない)をこなせなかったお荷物人材から

1ヶ月で7つのプロジェクトを掛け持てるようになり、客観的にも仕事が相当に出来る人材にへと変貌を遂げて、入社して約1年後、社内MVPを受賞するに至りました。


意外だった副次的な効果。これまで落ちこぼれだった奴がいきなり成果を出しはじめた為、
周りのエンジニアも何が起きた、何をしたんだ、と聞いてくるようになりました。1年がむしゃらにあがいた経験を元に、部署内のメンバーに社内プレゼンのフィードバックや仕事の進め方、考え方を積極的にシェアしていきました。結果部署内のメンバーのスキルが全体的に底上げされ、社内表彰で部署内のメンバーが半年近く連続で表彰される事態になり、良い意味で会社で問題になりました。(あの部署のメンバーばかり表彰されているけど、社内的な見え方的に問題ないのか、いやでも成果出てるし、、みたいな話が役員会で議論されたそうです)学んだこと1年の地獄の日々を通して、ものすごく腑に落ちたことがいくつかあります。いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって
解決することはできません。
by アインシュタイン有名な言葉ですね。まさに仕事は全てがこれだと思います。
たとえば、報連相が出来ない、と言われて報連相のやり方を本で勉強しても、それを実践出来るかと言うと意外と難しかったりします。
むしろ大事なのは、相手が何を知りたがっているか、それを何故知りたいと思っているのか、そして何を相手が知るべきか、という考え方でした。

言われていれば当たり前なのですが、そもそもの解決策のアプローチを間違えるといつまで経っても成長を実感しない、迷路に入ります。私は失敗などしていない。
1万通りのダメな方法を見つけただけだ。
byエジソン1年間、成果に結びつかないこともたくさんやってきました。
本を音読してみたり、書き写してみたり、瞑想をしてみたり、願えば叶うという言葉を信じて、手帳に目標を書いてみたり、、そのどれもこれもが上手く行かずに、途方にくれましたが、その経験は無駄ではなかったと思います。
無駄だと思えることをやりきったからこそ、正解に辿り着くことができ、そして、誰かに教える時に、その気持ちがよく分かるようになったからです。

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Image by Jukka Aalho

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