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率先して「笑い」を取りに行っていますか?

Image by Olia Gozha

私は20代前半まで本当に融通が利かないぐらいの「超真面目」でした。

真面目が良いことだと思っていました。まあ、いいことなのですが。


当時は、関西に行くことがあって、自分の周りに飛び交う「関西弁」が「うざい」と思いイライラしていたことを覚えています。ふだんの会話でもボケとツッコミがお約束で「なんなの?!」と思っていました。


それなのになんでしょう?社会人になったから?

自分でもよくわかりません。


ただ「人を笑わせることって高等技術だな。」と思いました。


「笑い」って大事。世の中は「嘲笑」にあふれていたりしますが。


悪意の無い笑いは「ほっこり」したり、「脱力」したり、何よりも笑うことが楽しい。


「高等技術」ということに私は燃えます。なんとか会得したいと思ったのでした。


それまでも、もちろん友人と談笑することはありましたが、「笑いを仕掛ける」ことはしていませんでした。


そこから勉強という勉強ではないけれど、日々、笑いを体得していったような気がします。


ボケツッコミ。ノリツッコミ。



あ、書いていて思い出しました。


学生の頃の友人で関西出身の子がいました。当時は関西での「ダウンタウン」が全盛期。


彼女から、「きり返し」の仕方を学んだ気がします。


そしてこういう人だったら、おもしろいな、人を笑わせることができるなと思ったのです。


まず始めに覚えたのは「ツッコミ」です。


相手の話を注意深く聞いて、ツッコミどこをいつも探していました。

ツッコミどこがあれば、すかさずツッコんでいました。

浜ちゃんですね (笑)

だんだん結構なスピードでツッコめるようになりました。


ここまではマスター☆


次は「ボケ」です。これは自分には苦手でした~。

「ずらし方」がわからない。「ボケ」のパターンがわからない。

イメージが沸かなすぎでした。東京育ちなもので。


そしてまた思い出しました。


学生の頃のバイトで、男女共に話のウマい子が多くいました。

彼らが話すと笑いがどんどん進み、どこまでもいってしまうんです。

確か、その時に「うらやましい」と思いました。

「自分も仲間に入りたいな」って思っていました。

結局はその仲間に入らずじまいで終わってしまいましたが。


そうでした!学生の頃に「うらやましいな」という気持ちがありました!


まあまあ、でもそうこうしているうちに「ボケ」も習得しました。


あと特に女性に多いのですが、「オチの無い話」をする人っていますよね。

男性はこれが苦手みたいですね。

たしかに「オチ」の無い話は、「結論は何?」とか「いつまで続くのだろう。」と思ってしまいます。

全てに「オチ」は必要ないですが、「オチ」か「メリハリ」があったほうが人は話を聞いてくれると思います。


20代後半ぐらいからでしょうか。


一人で笑いを作れるようになりました。


皆でどっかんどっかん笑えると楽しい♪


とくに飲み会では、どこまでも笑っていた時もありました。

腹筋が痛くなる時もありましたね。


その後もお笑いを見たり(もちろん楽しみながら)して、技を磨いていきました。



先日、知り合った年下の友人で、「落語が好き」という人がいました。

「また古風な深い趣味だな」と思っていましたが、

彼は、実は、人を笑わす方法を体得したくて落語を聞いているとのことでした。

彼はその前は人と話をすることすら苦手だったそうです。

「人とどうしたら円滑に話せるようになるか?」と真剣に(←あ、失礼です)カウンセリングに通ったそうです。

ちょっと彼の場合は、今どきのお笑いを見たほうがよいのではないか、そのほうがニーズに合っているのではないか、と話してみましたが。(笑)

「ドキュメンタル」をお勧めしておきました。



んー、私は誰が好きでしょうか。ダウンタウンと内村さんは別格です。

あとはフットの後藤さんとかアンジャッシュの児嶋さん、ロバートの秋山さんとか。

児嶋さんには愛らしさを感じます。



他愛のないことで笑えることってすごく大事だと思います。

職場のグチや不満を話しているより、よっぽど健全です。

グチや不満は吐き出さないといけない時もありますが、ずっと話していると「恨み」がこもってきてしまうので、できるだけ「陰」ではなく、「陽」のほうがいいんだと思います。


「笑う門には福来る」とは、よく言ったものですね。


最近の脳科学の研究だと表情筋を「笑顔」にするだけでも、体内でリラックスするホルモンが増えるそうです。


なかなか苦しい時には笑えませんが、「苦しい時こそ笑う」というのも大事かもしれません。


私は、今は、老若男女問わず、笑える時はギャハギャハと笑っています。

皆が笑っている雰囲気も好きだし、そういう空間にいられる自分も好きです。


いつもしかめっ面をしていると、とくに女性が危険ですが、眉間に深いシワができてきたりで、ちょっと意地の悪い雰囲気になってしまいます。


これも最近聞いた話ですが、言われてみるとそうなのですが、年齢を重ねれば重ねるほど、その人の性格が顔に出るそうです。例示されていたのが、富裕層とそうでない人の比較です。富裕層かどうかはかなり高い確率で、人は区別できるそうです。


お金持ちにはなれるかわからないけど、「やさしそう」と思われる顔になっていきたいです。



前述の学生の頃の関西の子は、今は関西にいて、うつ病に悩まされているそうです。

心配なのですが、遠方ゆえになかなか状況がわからず案じています。

笑顔になりますように。



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