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パワハラ上司の下で鬱になって痛みから色々と学んだ話

Image by Olia Gozha

パワハラ上司の下で働き4ヶ月で鬱になり、会社に通いつつも鬱から復帰した話。 私は子供の頃からネガティブに考える方で、センテシティブで傷つきやすい性格だった。そんな私が一癖も二癖もある上司の下につき、言われる言葉一言一言が強烈でだんだん慢性的にネガティブになっていった。ただ生きているだけで辛く、自分に絶望する気持ちで溢れかえっていた。 そんな中、開発の不具合を発端に毎日罵声を浴びるようになった。罵声を浴びる中で、全身から力がなくなっていくのを感じ、自分を批判的に考える気持ちが加速した。 不具合片付けられなくて、開発期間伸ばして罵声浴びて、自業自得でしかない。もう社会人としても技術者としてもダメダメだし、誰からも信頼されてない。 こんな思いが支配的になり、自分を責めて責めまくった。 そして技術者でありながら図面見るのも、半田付けをするのも、測定機使うのも仕事の全てが嫌になった。 それでもなんとか不具合片付けないとという思いだけで、カット&トライを続け膨大な数の実験をこなした。実験をしていても、上司からは電話がかかってきて「お前の要領が悪いから終わらない」だの、「お前の思考力がないから片付かない」だの言われる日々。 夢の中でも苦しんで、早朝に最悪な気分で目覚める日が続いた。そこから全力で出社を拒否する身体を無理矢理動かして毎朝出社した。出社するだけで、1日のエネルギーの大半を消耗した。もういっそのこと死んだ方がマシだと思ったが、こんなに仕事が出来なさ過ぎてボロクソに言われてたまま死ぬなんて悔し過ぎる。死ぬに死にきれないと思っていた。それに本当に死んだら親が悲しむ。だから死んだらダメだと思った。 こんなどうしようもなく不器用な自分は誰からも見放されてるだろうと思っていたら、助けてくれる人も周りにはたくさんいた。 一緒に早朝から実験に付き合ってくれた人、大人気なく泣きじゃくっているのを励ましてくれた人、成瀬さん(私)に目をかけてあげてと課長に掛け合ってくれる人、罵声を浴びせられてる打ち合わせに一緒に参加して舵取りしてくれた人、困ったらいつでも駆けつけてやるぞって励ましのメールくれた人。 本当に多いに助けられたし、力をもっともっとつけて、自力で立ち上がっていきたいと思った。 (あとで聞けば、あまりにもやれていたため成瀬がおかしくなったと社内のいたるところで噂になっていたとのこと。)

不具合収束後は、不具合対応中に溜めに溜めたもろもろの仕事と、突如として辞めてったチームのメンバーの残務が待っていた。 心身ともにかなりキツくて、ストレスで深夜に呼吸が出来なくなった日もあったが、隣の部屋の同期が助けてくれた。苦しすぎて救急車を呼んで欲しいと頼みに行ったけど、同期がいてくれると思った瞬間に安心して自分の呼吸も回復した。 そしてその不具合収束後は、全く新しい環境、新しい上司の下で2ヶ月間心機一転仕事をした。新しい環境や文化で仕事ができ、非常に新鮮で、また元気を取り戻すことができた。 またパワハラ上司の下で苦しんだ経験から多くのことを学んだ。この学びは今でも教訓にしている。 ・他人の言葉にいちいち動じないこと。 ・無茶な要求に答えないこと。音を上げるべきところでは、音を上げること。無茶な要求に火事場の馬鹿力で対応すると、無茶を当たり前のように要求されるようになる。
・自分の成果は極力分かりやすくまとめて報告すること。いくら頑張っていても、報告がわかりずらいと伝わらないし、台無しになる。
・日頃から信頼関係を築いておくこと。日頃の信頼関係がないと、不具合などのトラブルが発生した時に、自分が疑われてしまう。
#鬱 #パワハラ #パワハラ上司 #人生変わった  

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