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特急電車で知り合ったアメリカの社長

Image by Olia Gozha

2018年2月に四国出張帰りに乗った特急が、事故で超満員でグリーン車の通路に立ってた時のこと。

子供を抱きながら立ってた女の人に、「空いてる席に座りなさい。私はグリーン車のJAPAN RAIL PASS(訪日外国人向けのJR乗り放題パス)を持ってるから。」と通路に立っていた日本人男性が言いました。その人は切符拝見に来た車掌に、そのパスを見せて「彼女はこれで座ってます」と説明。


なんか凄そうな人だと思って見ていたら、向こうから話しかけてきました。アメリカで起業して工作機械の商社の経営を数十年している。今回は愛媛の会社に商談にきて、アメリカに帰る途中とのこと。アメリカの永住権を持っているから、JAPAN RAIL PASSも買えたとのこと。


その人の辿ってきた道も器の大きさも何もかもすごすぎて、すごい人とたまたま話せたと思っていました。さらに

まだまだ人生経験も社会経験も浅い私の話も真摯に聞いてくれた。


その人に「君はもうすぐ社会人5年目か。初めの壁は越えて辞めたい思いも消えた頃かな。」と言われ、今まで自分の悩んできたことはほんとにちっぽだと感じた。そした人生まだまだこれからとすごく素直に思えた。

また別れ際には「今度あなたの会社の製品を見たら、あなたのことを思い出すよ。元気でね」と思いやりのある言葉をいただき、とても幸せな気持ちになった。


これは私にとって大事なエピソードなのでstorys.jpでもシェアします。

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