今年2月に母が亡くなりました。享年74歳。
少なくともあと10年は、一緒にいてくれると思っていました。残念です。
生前から思っていたことですが、私が世界で一番尊敬している人は、「母」です。
入社面接の時も、そう答えました。
学歴は高卒ですし、すごく優秀だったわけではありません。
しかし、賢さや思いきりの良さは、ピカイチでした。
私は、一生かけても超えられない母です。
そんな母のエピソードを少しずつ書いていきたいと思います。
弟のコネ入社
弟が中堅大学の理系で卒業寸前の出来事です。
その時に、ミラクルが起こりました。
それは、一部上場企業に母のコネで弟の就職が決まったことです。
大学で勧められた企業より、ずっと条件が良かったのではないかと思います。
なぜ、「コネ」ができたのか?!
弟が卒業する年の1月か2月のことだったと思います。
母が、友人と夜、飲み会をしていた時のことでした。
偶然! 母が昔、勤めていた会社の懇意にしていた男性の先輩に出会ったのです。
その男性は、その会社で役員になっていました。
そのタイミングで、母が弟の就職のことを相談しました。
(補足ですが、母は一切いかがわしいことはしていません。)
そうしたところ、話がトントン拍子に進み、入社できることになりました。
私自身、すごい話だと思いました。
と同時に、母はその会社に勤めていた時から、キレ者だったことに気づきました。
また人間性も大事ですよね。人を見る時は。母は、人間性もクリアしていました。
だからこそ、その役員の方は、実際に弟にも会わずに、入社させることを決断してくださったのです。
すごいよ、うちの母ちゃん。
弟は、今もその会社でがんばっています。
弟自身は、どのぐらい感謝しているのでしょう?
とても弟の実力だけでは、届かなかった世界です。
見えている景色も全く違うはずです。(私が言うのも何ですが。。。)
母の偶然の出会い。これは、もう「引き寄せ」です。
母の思いが、役員の方と引き会わせたのだと思います。
母は、「勘」も鋭い人でした。
母には、こんなエピソードがたくさんあります。また書きます。
ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。