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月収25万円。29歳1人暮らしOLに訪れた悲劇【その1】

Image by Olia Gozha

29歳、不動産賃貸の営業事務。


小さい頃から楽しいことは好きだけど、

目立つのが嫌いで、

いつも誰かと一緒にいることで安心感を得ていた。

 

もちろん、それは大人になってからも同じ。

1人でカフェに行ったり、買い物に行ったりする意味が

わからなかった。

 

だって、楽しくないんだもん。

 

けれど、このまま田舎で人生を終わるのは

なんとなく嫌だった。

 

ここにいたら、就職先は工場とかパートしかない!?

どこに行くにも車がないといけない。

視野が狭くなる気がしていたから。

 

だから、東京に憧れて

就職は都内でしか探さなかった。  


 

新卒で入った会社は広告代理店の新規営業。

自称シャイなのに、営業なんて。

 

入社の動機は、早く夏やすみが欲しかったから笑。

仕事内容が大変だったとしても、

人がよければ大丈夫。

ホームページを見て、そんな気がした。

 

1年3ヶ月くらいしたとき、

リーマンショックで整理解雇になった。

その時は、どこかホッとしている自分がいた。 



それから「もう営業は一生やらない」

と決めて、事務で探した。 



当時パソコンを打つのもままならない状態で、

リーマンショックの直後で、

誰もが”安定”を求めていた事務職は正社員で入ることは難しく、

派遣で2社ほど経験した。

 


その時は、事務の事務って感じ。


営業は嫌いだけど、変化のある仕事が好きだった私は、

ハンコを押すだけとか、切手を貼るだけとか、

毎日同じ業務にうんざりし始めて、


「これは私の仕事じゃない」

 

と、変化のある事務職(営業事務)

で再び就活。

 

その時26歳だった私は

「これが最後の転職だ」と決めて、

前職の不動産賃貸に入った。

 


当時は本部所属で、

ほとんど部長の仕事をアシストすることと、
店舗間の運営サポートがメインだった。 


 

新店舗の立ち上げとか、

会議に参加したり、

取引先の方とやりとりして、

変化がある仕事がすごく楽しかった。

  

 

そこで出来た彼。

波長も合って、

居心地が良くて、

友達みたいな彼。

 

 

共通の仕事仲間からも、

「いつ結婚するの?」 

っていつも言われていた。

 

1年11ヶ月経ったあたりで、

実家にもきて、

来年籍入れますって言ってくれてた。

 


当時29歳だったっていうのもあって、

「30歳までには結婚できる♪安定安泰の私の人生〜♪」

 

 

そんな状態だったのに。

 

なのに。。。

 

その2ヶ月後、音を立てるように

関係が崩れていったのは

ここだけの話。 


 

つづく・・・


月収25万円。29歳1人暮らしOLに訪れた悲劇【その2】

https://storys.jp/story/31602

 



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