top of page
涼しくなり、秋だな、と 実感できるようなころ 夫は、死にたいと言い出す これも、例年のことだ 決して本当の 死にたい ではなく 生きてても仕方ないよなぁ~仕事もうまくいかないし家族には無視されて生きる目的なんてないしな 俺はお前を愛することだけが生きがいなのに その、お前はほかの男を好きになって(これはこの年に追加されたフレーズ) 死ぬほど冷たい目で俺のこと見るしな、、 俺なんて生きてる意味ないよな 死んだって誰も困らないよなぁ~居てもいなくてもいいよなぁ~ 夏の全能感が終わるとやってくる虚無感 これは、躁うつ病と言うんだろうと もしくは、更年期なのかもしれない男性でも更年期があると聞いたことがあるし、、と 精神科の受診を勧めては断られ逆にお前のほうが精神病っぽいからその廃人みたいな姿治療してもらったら? と、お互い相手の精神状態がおかしいと思い上手くいかないのは相手のせいだと お互いに不満をなすりつける そんな中で私は8月の勉強開始から半年間の間に5つの民間の食関連資格を取得した。 11月ごろには職場に戻るよう休職扱いになっているし そろそろ、戻ってこられるのか、、? と彼から直接連絡はないけれど同じ売り場の仲間からそれとなく打診された そして以前から、希望していた部門へ空きが出たから異動ができると 希望していた部門の上長からも思いがけない連絡がきた。 この希望を、私的な会話を通して知っていたのは、彼だけだから 私が戻る時期に合わせてそれとなく配慮してくれたのかな、、 覚えていてくれて、叶えてくれたことにとてつもなく喜びが湧き上がる この部門で働いてみたいというのはただの販売員ではなく食関連の資格を活かして働ける願ったりかなったり、だったので とにかく嬉しくて、たまらなかった 将来的な見通しも、たつ今取り始めている資格も活かせるし当然、引き受けるつもりで復帰について打ち合わせをしに行く約束をした。 そんな嬉しい姿が虚無感でいっぱいの夫を刺激したのか 私の話を聞くと、どんどん目つきが変わり 気に入らない、という機嫌を損ねたとき特有の雰囲気を放っている でも、職場には戻る前提で休職しているし私の希望が叶えられたし これは、どうしても譲れない 私の将来も考えて、この仕事は 私自身の人生の為に、やりたい 機嫌の悪そうな雰囲気のまま まぁ、、いつまでも家でのんびりもしていられないしお金は稼がないとね、俺、いつ死んでもおかしくないから 仕事は、そろそろしたほうがいいしね、、 と、何となく不満でもその場でで許可はおりたと、受け取った。 そして、職場への復帰に向けて 私が心の準備を、始めると 日に日に夫の状態は悪くなり どす黒い顔色をして 腹の底に押さえつけたような怒りを 端々に、表すようになった。
bottom of page


