top of page
心底彼のことをカッコいいと思った。
名誉も賞賛もお金も安定も全部捨ててでも彼は自分のやりたいことに向かうんだ。
それが自分の幸せでありひいてはまわりの幸せになるってわかってるんだ。
あー俺はまわりのことばかり考えて自分のきもちに蓋をしてたんだ。
だからモヤモヤしてたんだ。
世間のいう幸せを幸せだと 勘違いしてきたんだな・・・
そう思った瞬間 本音の自分が出てきた。
反逆精神むき出しの「変人」の俺が。
生徒会長なのにカバン潰して登校したり 文化祭にカルロストシキ呼ぶことに成功して大騒ぎになったり。
番組制作ではテーマに「セッ●ス」をとりあげ物議を醸し就職活動では茶色いスーツに黄色いシャツで悪目立ち。
NHKに入ってからも革パンで出勤したり上司にたてついたり各地で火遊びがすぎてトラブルメーカーと思われつつもそのくせ会長表彰とかされるからかなり扱いづらいヤツだったと思う。
本当の自分はかなりの異端児だ。でもそれを押し殺して生きてきた。この社会に溶け込むために。
今まではそれでうまくやってこれた。 表面上は
人生の成功者に見えるだろう。
だけどいくら他人から羨ましがられたって 自分自身は全然嬉しくなかった。
「たいしたことないっすよ」 こう言い捨てては、嫌味な奴と思われてた。
俺にとって ほんとの幸せってなんだ?
出てきたのは 「心が自由なこと」。
なににも邪魔されないこと。
時間も、お金も、人間関係も。
大きい会社がほんとにいい会社なの? 仕事って給料が高ければいいの? 女の人の価値って見た目で決まるの?
僕はただ 呼び出しの電話で邪魔されずに寝たかった。
好きな時に好きなだけ自分の好きなものが買いたかった。
好きな人にATMみたいな扱いではなく愛する男として接して欲しかった。
それって 今の人生の延長線上にあるのかな?
ない。
じゃあ 環境を変えるしかないよな。
でも・・・。
震えた。
だって、バカだもん。 世の中的に言えば どう考えてもバカだもん。
自分がちょっと我慢すれば 人が羨む成功を手にし続けられるのに。
しかも NHKみたいな誰もが知ってる大企業。全自動集金してくれる会社で。
何度揺れたか。
何度震えたか。
それでも。
自由になりたいって思いを 断ち切れなかった。
今後の人生を想像したときに 自由な世界の方が明らかに 心がウキウキするんだ。
大海原を悠々と進む不沈空母から 手漕ぎのボートに 乗り換えるようなものなのに。
何の保証もない。 誰からの賞賛もない。安定もない。
でもその恐怖よりも自由に人生を決められるそんな生き方に惹かれた。
「・・・やっぱり変人なんだわ」
もう諦めよう。
自分を変な奴だと認めよう。
何をして生きていくかすらまったく見えないけどとにかく、この環境を飛び出そう。
とはいえ揺れ続けて揺れ続けて 辞めると決断できたのには4年かかった。
その時でもまだ 何のアテもなかった。
でも もうこの環境にはいられない。
決意してまず家を出た。
仕事を辞めるとほのめかすと猛反対をくらいつづけてたから。
そりゃそうだ。 自分が優雅に暮らす糧をみすみす手放すわけないもの。
激しく罵られた僕は そのまま家を飛び出した。高校生の家出みたいなもんだ。
高校生と違うのはお金の融通がきくこと。
僕は会社から借金してそのお金で部屋を借りた。
仕事を終えてから部屋で 起業に向けての勉強の毎日。
不思議と不安はなかった。
僕の魂は わかってたんだと思う。
こっちの世界を求めてるって。
決意した途端 物事は勝手に動き出す。
たまたま取材してたインバウンドの関連で 民泊について取材することになったのだ。
それからわずか半年。
僕は民泊のノウハウを教える講師として 全国でセミナーを行っていた。
***********
僕はあなたに問いたい。
自分の魂の声を聞いてるか? そっちを採用してるか? 世間の声とか常識とか人の顔色とか そっちばっかり重要視してないか?
自分を幸せにしてない人が 他人を幸せにできるわけない。
その意味が今はわかる。
幸せとは 他人が決めるものではなく 自分自身で決めるもの。
周りが何と言おうと 自分の魂の声に従う。
もっと自由に、魂の赴くまま 生きる人を増やしたい。
それが 新しい僕の幸せだから。
株式会社FreeSoul代表取締役坂本雅司
bottom of page


