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13/6/12

日本IBMとヤマハ発動機で得た貴重な人生体験(その1)

Image by Olia Gozha


私は、20−40代でヤマハ発動機(YMC)にバイクの設計で17年、日本IBM(IBMJ)にCADのSEで8年勤務しました。

現在、54歳もう両方の会社は、退職していますので、内部事情に関して機密事項以外安心して書けます。もう私の上司だった方は、ほとんど退職されています。一方の会社には、バカヤローと言いたい部分もありますが、それは、最後にとっておきます。

会社というのは、入社してみないと本当の実態は、なかなかわからないものです。

もちろん、ものづくりのメーカーYMCとITサービス会社IBMJでは、基本的な会社形態が異なるのでオフィスや給料なども比較は出来ません。

1、待遇全般比較(海外駐在は人間を成長させる。)

業界が異なる差であって、YMCとIBMJの差ではないのですが、やはりオフィス環境や社宅の待遇は、随分、IBMJの方が良かったです。住んでいた両国→箱崎は、自転車通勤で10分程度、六本木のオフィスにいたときは、食べ歩きなどしてました。でもそんな事は、たいしたメリットではない。仕事で追い込まれていくとほとんど、お客様先にいて、六本木オフィスには、日曜にときどき行くだけでした。

IBMJでは、お客様先近くのホテルに泊まり、週末だけ自宅に戻る多くの人がいました。その分の出張費は、経費として折り込み済みなんです。そんなに24時間仕事ばかりしていたら体が壊れない方がおかしい。

YMCでインドネシアに5年、海外駐在を経験させてもらいました。このときの待遇は、すばらしかったです。運転手と車を会社が準備してくれました。5年間で新車2台使いました。

海外駐在は、ストレスも多いですが、多くの事を学び体験できます。インドネシアR&Dマネージャーとしての権限で多くの仕事をさせていただきました。

2、人材育成スキルアップ比較(IBMJでは、スキルアップは個人単位)

エンジニアですから、ものずくり現場では、子弟の関係みたいに先輩から教わって行くいい雰囲気がYMCにはあります。人材を育てているんですね。残業は多かったですが、設計部署は、若く、やる気満々でした。リコール問題などもありますが、隠蔽など全くなく上司がしっかり責任とっていました。車体設計のイロハを教えていただいた先輩は、今でもはっきり記憶していますし、尊敬しています。

IBMJでは、研修でスキルアップする体制がしっかりしていて全世界統一で同じ職種は同じ研修とテストを受けていました。有効な部分もあるが、教育部署の仕事を作る為に研修があるような無駄な大企業病みたいな部分もあった。

YMCでは、インドネシア人のスタッフを含め、数名の後輩を育てましたが、IBMJでは、誰も育てていません。そういう雰囲気がない会社です。


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