top of page

第1話【母の後ろ姿】 普通になりたい〜統合失調症と診断されて〜

Image by Olia Gozha


わたしは所謂、「育てやすい子」であったらしい。


新生児の頃はあまりぐずって泣くということもなく、寝てるわたしの近くで掃除機をかけてもスヤスヤと眠っていたらしい。

夜も母の手を煩わすことなく穏やかに入眠し、夜泣きもほとんどしなかったそうだ。




わたしの一番古いはっきりとした記憶は母がわたしに家族の愚痴を言ってる記憶だ。


さして広くもない部屋でわたしは母の後ろ姿を見ている。


両親共働きだったため、祖母が母代わりとなってわたしの面倒をみてくれていた。幼かったわたしは母が日中家にいないことが寂しく、心細かった。夜になると帰ってくるので、その時に今日あったことをたくさん話したくて、母が着替えるのを後ろで待っていた。


でも、母の口から出てきたのは、日中わたしの面倒をみてくれている祖母への愚痴であった。

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page