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2.海外逃亡のススメ!

Image by Olia Gozha

私が海外逃亡をするに至った動機は、前頁に綴った通りだけども、事情は違えど日本で生き続ける事に希望を見出せないでいる人も多くいるのではないだろうか?


私は海外逃亡という言葉の響きがワクワクさせてくれるので、あえて使用しているのだけど、海外移住でも何でもいい。

とにかくゼロから全てを構築できる事に大きな魅力がある。


日本ではハッキリ言ってゼロにはなれない。

都会の人が田舎に住む。

東京や大阪に住む人が北海道や沖縄に住む。

それとは全然違う。

どこの地域だろうと日本の場所で、接するのが日本人ならば、結局何からも逃れられない。

場所が変わっただけでは決してリセットなんかできやしない。


使っている言葉さえも捨てる事で、初めてゼロに近づける。

言葉を全く知らない覚えるところからスタートする、まるで赤ちゃんと同じ状態になれる。


だけども赤ちゃんと同じゼロじゃなく、今まで生きてきた経験値を生かす事は可能だ。

赤ちゃんはハローと挨拶する事も知らないで産まれてくるけど、全世界どこだって、ハローと言っておけば挨拶になるという事を知った上でゼロになれる。

ワン、ツー、スリー、フォーと世界中で通じる数字の数え方を知っているスーパーな赤ちゃんの存在になれてしまう。

行った国の歴史も文化も言葉も何も知らなくても、欲しい物を指差してカネを出せば買い物出来ちゃう。


自分にとっての都合良いとこだけ経験値を使えて、自分の過去の全ての履歴はゼロに出来ちゃうという素敵なリセット方法が存在するという事なわけだ。


前頁にも書いたけど、私がよくする妄想は、今の知識や経験を持ったまま小学生の時代に遡る事。

タイムマシンは存在しないから、そんなのは妄想や、寝て見る夢でしかないけど、海外逃亡をするという事は未来を知らないというだけで、ゼロに近づくのと近い状態になれちゃう。


発展途上国に行けば、時代が先進国より遅れてやってきたりするから、ある意味未来を知っている部分もあったりする。


素晴らしさが伝えられているか分からないけど、死んでしまいたいと思うくらいに絶望している日本人に、たった何人かでもボンヤリと光が見えそうなら、書いている意義がある。


親にも、兄弟にも、友達にも、知り合いにも、学校や日本の制度や、国金や保証協会からも、誰にも会わず、何もかも無かった事にするイリュージョンが可能になる。


ただ、魔法じゃなくイリュージョン。

ただのマジックだからタネも仕掛けもあって、日本という国に戻った途端、全てが元通りになる。

都合よく考えるなら、海外に来て、やっぱりイヤとなったら、いつだって引き返せる。

いいとこ取りだ。


犯罪者なら海外に来れば、その期間は時効がストップするし、海外に逃げても借金は消滅しない。

罪は消せないし、借金も消えないし、どこかに行っても自分という人間が変わるわけじゃない。


ただ、それでも、マイナスを無かった事として生きていけたり、今までの自分の履歴を全て無かった事としてゼロから生きていける場所があるのだとしたら、マイナスを補って余りあるプラスと思う人がいるはずだ。


そして、私は自分のこの考えを実践してみた。

私の海外逃亡先はフィリピンだ。


木は森に隠せというけど、クソみたいな奴が選びそうな国フィリピン。


映画やドラマで逃亡者が高飛びするぜ!

というセリフを言ったとしたら、アメリカ映画ならメキシコ。

アジアならフィリピンだ。


決して南フランスやバリみたいなリゾート地を選択しない。

なぜならカネがかかるから。


かといってモルドバ共和国やアルジェリアを選択しない。

なぜなら、そんな国での生活は思いもつかないから。


世界中どこだって良かったのだけど、行った事もないクセに、私の海外逃亡先はフィリピンと決まっていた。


大したツテも無く、カネも無く、知識や情報も無く、スーツケース1つ持ってフィリピンに行ってみた経験を綴ってみる。


これを読んだ誰かの、もう1つの人生を始めるキッカケになったら良いなぁと思う。

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