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第五章 フィンランドから「なぜ教育は必要なのか」を考え直す~教育って実は空気?という話

Image by Olia Gozha

2017年1月11日から地球2周めアートの旅に出ています。

人は学ぶほどに自らの可能性を実感するようになります。自分はもしかしたらもっとできるかもしれない、そう思えるようになる。

【誰もが浴びる最初の教育は「空気」】

そしてね、私たちの周りで常に起こっている教育というのは「空気」なんです。
私たちは生きているだけで、お互いに影響を与え合っています。たとえ自分が教育者という立場になくても。辛い辛いと言った時に大勢の人が優しくしてくれるなら、あんまり辛くなくてもまた言おうかなと思う笑。楽しかったことはまたやりたいと思うし、嫌なことは避けたいと思う。その「空気」をつくるのに、誰もが貢献しているのです。この人と一緒にいると元気になるな、みたいな人っていません?
まさに
存在してるだけで働きかけられてますよね。
直接出会うことがなくても、何かを買うということは「買ったものが良かった」という言葉であるし、買われた側は活動をつづけられるようになる。買うっていうことも、自分が好きなものを紹介することも、全部相手への働きかけ。
だから、自分たちが触れる一番最初の教育は、「空気」の中にあるのです。
【バカげた妄想が自分の最初の「空気」になる】

早いうちからやりたいことがあればいいですが、私自身が子どもの頃を思い出してみると、自分から能動的にこれをやりたい!と思ったことはあまりなかったように思うのです。本を読むのが好きだったので、本が読みたいなくらい。それでも自分が本を読みたいという欲求が生まれたのは、本が環境があったからだし、おもしろい本を書いた人が世の中にいっぱいいたから。本の存在を知らなければ、読みたい欲求なんて生まれない。
大人になってからも、獣医を辞めたあとは人生の目標を失って、自分がどうやって生きたいかがよく分からなくなりました。アーティストとしての生活は、なりたいという強い欲求があって目指したわけではなく、なんとなく出会った人の縁で始まったこと。最初は半信半疑でしたが、つづけていくうちに自分に合っていると感じ、突き詰めていきたいと思えるようになった。そんなだったので、人生目標が若いうちに見いだせてる人っていいなって思います。
今の自分はアーティストとして生きているけど、
誰かの中の「こうだったらいいな」「できるかもしれない」の可能性を刺激するような活動ができたらいいなと思っております。
私が具体的に手助けできることは何もないのだけど、
生き方の一つの可能性として、誰かの小さなアクションにつながったら最高です^^
Oumaの旅記録はこちらもチェック/みじんこブログ

http://mijin-co.me


ということで、今回は教育について考えてみました。ご一読ありがとうございます^^






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