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レンタルフレンドを利用してみた話

Image by Olia Gozha

数年前に話題になった「レンタルフレンド」というサービス。

直球ですが「お金を払ってその時間だけ友達ごっこに付き合ってもらう」ただそれだけです。


ちなみに、友だちごっこ以外にも葬式や結婚式のサクラや観光案内の依頼など、実際は様々な利用方法に対応しているとのことでした。(性的サービスと法律に反することは禁止)


*CDのように「人間をレンタル」するなんて気持ち悪い

*友情はお金で得るものではない

なんて意見もありますし、それが常識だとは思います。

私もこのサービスを特集しているTVを見た際には同じような感想でしたが、

自分自身がこのサービスを利用するきっかけとなったのは、好きな歌手のファン同士の人間関係で

トラブルになって人間不信になっていたというのが一番のきっかけでした。




ネットではひたすら中傷され、仕事で負った怪我で働くこともできず、うつ病にもなって、趣味も仕事も失ってしまった私はどん底でした。


ネットの中傷や怪我のことが気になってからは、ミスや無断欠勤が増えました。

仕事にかなり支障をきたしていたため、自主退職するようにとの命令を受けて、次の日にとある自殺の名所を挙動不審で徘徊していたようで、すぐに警察に保護されて次の日から精神科で処方されたうつ病の薬を服用し始めました。



うつ病の薬を服用してから一ヶ月程度でどん底だった気分は少々ではありますが落ち着いてきて、パート勤務ならば可能と医師から判断を頂いたので、失業手当の受給に行きました。


服薬とカウンセリングの他に、医師から勧められた運動や食事療法も取り入れて、うつ病は良くなっていきました。





その頃ちょうど、レンタルフレンドというサービスを思い出しました。

どん底だった時よりも元気は出たけれども、まだまだ本調子ではないのであまり親しくない学生時代の知人などに会うのも気がひけるし、だけども暇で寂しいので誰かと話したくてたまらなかったのです。


あの時TVで見て「気持ち悪い」と思ったとある業者に早速メールをしてみて、すぐに返信がきました。

利用料は1時間3千円で食事などの費用はすべて依頼者側負担です。




レンタルフレンドとは1時間カラオケに行きました。

レンタル料とカラオケ代金で大体4500円くらいでした。

1時間も全く知らない同性とカラオケするだけで4500円も払うなんて、普通の考えをした人からすれば異常でしかないと思います。


だけども、気をつかうこともなくてこちらのペースで楽しめたので私としては満足できました。




一度だけ友達をレンタルして、その後は利用していません。

というのは、やっぱり自分のペースで楽しむのが自分には一番合っていた。

それがわかっただけでも私には大きな収穫でした。


*歌手のファン仲間とトラブルになってからは歌手の応援自体が苦痛になっていましたが、

その歌手の歌や人間性は好きなので自分のペースで歌手の応援を続けたいと分かった。


*無理にファン仲間を作らなくてもいつでも「レンタル」できる友達がいるのだから、もし誰かとライブに行きたい気分になったらまたこのサービスを利用すればいいと考えたら焦ってファン仲間に拘る必要はないと分かった




ファン仲間もレンタルフレンドも結局は他人なので、どうしても気を遣ってしまう部分はあります。

違うのはお金を払っているか払っていないかの違いのみでした。


勿論レンタルフレンドの利用料を払っていても相手は生身の人間ですから、相手を尊重する気持ちは大切にはなりますが、ブログのコメントやプレゼント交換などを強制されることもなくて、すべてこちらの予算やスケジュール通りに付き合って貰えるので多少は気持ちが楽になりました。



あの時レンタルフレンドを利用していなければ私は未だにファン仲間と嫌々ながらファン活動を続けていたと思いますが、レンタルフレンドを利用したことがきっかけですべてのファン仲間との関係を断ち切って自分にできる範囲内でファンを楽しんでいます。

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