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13/6/12

大事か、どーでもいい、か。

Image by Olia Gozha


この花はみなさん御存知の「曼珠沙華」。

あたしにとって、大事な花。何故かはあたしでも知らない。(笑)

「彼岸花」としての名前の方がポピュラーかも知れないけど、「曼珠沙華」の方が有り難そうな名前に聞こえません?なんとなく。


ってな、正にどーでもいいことからのスタートなんですが、多分あたしの転機は中学生3年生頃。

中学に入ってからすぐに片思いをして、片思い中もずっと「なんでもない」生活を送ってきたの。

あたしは当時、どちらかと言えば積極的な方。今でも、いざとなればむちゃくちゃな積極性を発揮する。

その彼にとっては迷惑極まりなかったかも知れないが、思い返せば多分、ものすごいアプローチをしていたんだと思う。

それこそ、「重たい気持ち」。

好きかどーかも分からないクッキーを焼いてみたり、なんとなく彼の周りを徘徊したり。

あー、重たい。

片思いが3年間ともなると、もう惰性でしかない。

あ、あたしは「団塊ジュニア」だから、根性も多少はあったかも。

でも、その彼のことが、本当に大好きだった。・・・と言っても田舎の中学生。告ってもその先の妄想は一切なかった。もちろん、当時(一応)処女。一応、と言っておく。

中学の卒業式の日、勇気を出して言ってみた。

「一緒に写真を撮ってください。」

彼はむっちゃモテる人だったから、その時には学生服のボタンなんぞ1つも残っていなかった。

でも、嫌がりもせず、写真も快く一緒に撮ってくれた。

言ってみれば3年間、重たい割に「暖簾に釘押し」の恋だった。


そして、その春、高校進学にあたって考えた。

もっと楽に生きたい。

人を想うのは、こんなにも辛くて虚しいものなのか。

もっと肩肘張らずに生きていきたい。

そう思ったあたしは、多分、少しずつ?一気に?変わった。


大事か、どーでもいいか。

この自動選別機をあたしの脳内に組み込んだ。いきなりと。

友達、先生、その他の人間関係において、その2つでしか判別しない。

いつも仲良くしている友達は、みんな、むっちゃ大事。

一般的に言う「知り合い」の人は、どーでもいい。

これ言うと人でなしの様だが、そうしないと「どーでもいい人」にあたしが振り回されることになる。

どーでもいい人や、どーでもいい事に一喜一憂するのは、もう嫌だ。

あたしの一喜一憂は、人のそれと違って、ものすごいから。

だから、脳内にそのシステムを組み込むことで、あたしがとってもとっても生きやすくなっていったの。

どーでもいい人のことは、きちんと第三者の目で判断できる。

どーでもいい事は、後回し。

大事な人、大事なことは、うんとこさ大事に。


このシステムを脳内に組み込んだ途端、なぜかあっさりと迷うことなく、両者を選別することができる様になった。

ものすごく優秀な選別機だ。30年近く使っている今でも元気に稼働している。

この選別機のメリットは、両者のバランスなんて、どーでもいい事。

どっちもオーバーフローすることがない。

だって、選別の基準は自分だからね。

「どーでもいい」から「大事」にステップアップすることもある。

でも、優秀な選別機。その逆は、滅多にないのね。

大事は、宝。

宝はいっぱいあった方がいい。

大人になればなる程、選別機もレベルアップするから全く困ることもない。


あたしの脳内には、すごいシステムが出来上がっている。

さながらあたしはSEか。

中学までは友達と衝突したりすることもたまにあったけど、この選別機を導入してから、人間関係で困ったことは、自慢だけど一度もない。


・・・困らないのは、あたしだけだけどね。

人間関係に困り果てている人には、このシステム導入をオススメする。

ただし、困り果てている人だけ。ね。


プログラマーが必要だと解ったのは、それから25年以上経ってからのことだった。


・・・全2回としてありますが、徒然なので変更アリです・・・



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