25歳過ぎたらマジあっという間だから〜〜
という決まり文句はただの事実である。
もう30歳も目前の春先。
年を取るのが嫌なのではない。
アラサーで結婚の予定の一つもないのがイヤなのだ。
昔から周りに「あんたは結婚は遅いだろうね!」
と言われてきたが、
ハハハなんて言ってるうちにこれだ。
言葉には得体の知れない力があるようだ。
さて、
本当にアホな中2だったがやっと中3になったところから始めます。
この時代を生きていた私が思っていたことは、
時間が過ぎるのが早いってこのことか!ということ。
何ヶ月というある程度のスパンが、あれよあれよと過ぎるあの感覚ね。
ところで中3、新学期のラッキーだったことは
あのZと同じクラスになったことだった。
いえーい!って感じ
しかもたまたま一番後ろの席で2人隣同士の席。
楽しいの一言に尽きたww
修学旅行も気持ちが弾みますな!
オーケストラ部のほうは
中3の途中で辞めましたー。
毎日遊び呆けてましたー。
そしてそんな中
つるむ友達が5人に増えました。
きっかけは忘れたけど同じクラスのこの5人でしょっちゅう遊ぶ日々。
カラオケの時の様子とか残ってたら今でも笑えるだろうな〜。
とにかく土日学校が休みなことを恨むほど楽しかった。
そんでまた担任もナイス人事!って感じ〜
社会が担当教科、女の既婚、若くないがパワフルな先生。名前をCとしよう。
中2で散々なことをしたにもかかわらず、Zと同じクラスになれた幸運に加え、
担任にも恵まれた。
あたしら仲良し5人組は、Cに目にかけてもらっていた。
気にかけてくれていた。
気にしていた。
というか監視されていた気がする。笑
もちろん中2の出来事は把握してるでしょう。
そもそも警戒されてたはず。
あたし達はというと、
昼休みに教室の後ろの窓際へCDプレーヤーを持ってって
ORANGE RANGEのアルバムを聞きほうけていた。
毎日毎日爆音で。
ノリノリで弁当食うみたいな笑
迷惑。
でもCはそんなあたしらを頭ごなしに怒るみたいなことはしなかったと思う。
そんな記憶ないもん。
なんか「おかん」みたいな感じ。
名前とか呼び捨てにされてたけど嫌な気がしない感じ。
なずみ〜!
なーにー?
って言えるあの感じ。
どんな感じだよ。
今でも焼き付いてるCの言葉がある。
ある日教室で
あたしとZと5人組のうちの1人がCと話してた。もう1人をKとしよう。
あたしにCは
「なずみは良いことが判断できる」
Zに
「Zは悪いと分かっててやる」
Kに
「悪いことと良いことが分かってない」
と言った。
吹いたww
Kはうちの学校では一瞬で呼び出しくらう茶髪にする行為とか
どうどうとやってみちゃうタイプで
勉強結構できるし頭の回転が良い。
正しいと思ったことは曲げないけど
先のことはちゃんと考えてる。
かと言って先を恐れず思い切りがいい。
相手の意見を受け入れたふりができる。
けど腑に落ちてないのが顔に出てる。みたいな子ww
素直なんです。
Cはよく見てるなーと思った。
そして問題は修学旅行だ。
キリスト教である我が校は平和に対する思いが強い。
なので私立の女子校なら海外かと思いきや
広島だ。
大事だよね…平和…うん…
宿泊していた旅館での出来事を紹介。
夜、入浴の時間。
露天風呂付きの大浴場を時間ごとに区切って1クラスずつ入る。
うちのクラスは5クラス中の最初の方だったんだよなー。
そこであたしとKは、最後のクラスの入浴時間まで
露天風呂にいれば長く温泉を楽しめる。と考えた。
自分のクラスの子が出ないの〜?と聞くが
ん〜へへへ とか言いながらかわし
次のクラスの子が入ってきて
あれ?みたいな顔されても
へへ みたいな顔でやり過ごし
最後のクラスが終わる頃に
一緒に風呂を後にした。
そして風呂の出入り口の
「女」とか「湯」って書いた大きいのれんをくぐったときだった。
Cが仁王立ちしてた。
長風呂でぽっかぽかになった体が一瞬にして凍りついた。
普通にバレてる〜〜〜
浅はかな自分に苛立ちを覚えた。
しっかりバレないように気をつけることを決心し直した。
旅のしおりには旅館すべての見取り図が載っていて、
どの先生がどの部屋にいるかはあらかじめメモしておいた。
それを頼りに、どの部屋が騒音を気にせず遊べるかを考えてある。
こっちも頭使ってんだ。フッフッフ
夜中予定通り集合し、定番の枕投げ。
真剣にやってたらZが投げた枕が、きゅうすとか湯のみが乗ってるおぼんに直撃。
お茶セットが吹っ飛び粉砕。
まあさすがに正直に次の朝担任に報告。
朝食後に居残りで立たされ、
2人で女将さんに謝ってこいと言われた。当然だ。
「ごめんなさい」と言ったら
「いいのよ。いつかは壊れるものなんだから。」
と言われた。
女将の器の深さはあっぱれだった。
それでも修学旅行は楽しかったと記憶している。
平和記念資料館をZと2人で足早に退館し
外の石のタイルでできた地面を滑って遊んだ。
雨上がりの石の上は気持ち良いほど滑った。
…やっぱりそんな修学旅行は楽しかったと記憶している。
そしてそんな中3はあっという間に卒業式の時期になる。