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①娘誕生の天国と地獄

Image by Olia Gozha


妊娠9か月目に膠原病を発症。薬が飲めず激痛を我慢する日々。

切迫早産で絶対安静となり、その結果、予定日を11日過ぎて娘が誕生した時は、3670ℊと育ち過ぎて、

急遽帝王切開。陣痛に6時間耐えた後、手術。​

もう前夜も寝てないし、この時点でぐったり。

そのせいか、麻酔が効きすぎて、手術中からひどい幻覚が襲った。

幻想は・・・

ゴッドファーザーの音楽がずっと鳴り響き、一回転するジェットコースターみたいな乗り物に乗って、

ゆーーくりと何回もぐるぐるまわり続け、景色は鍾乳洞のような中。

物置小屋に運ばれ、そこで手術をしている。

夜中に寝ている部屋に悪魔が入ってきて荷物を持ちだす作業を繰り返す。

汗が滝のように流れ、タコの口のように何度も口をすぼませながら、「赤ちゃん生きてる?手足ある?」と何十回も繰り返しつぶやいていたそう。

その時は赤ちゃんと対面できずに、もう死ぬのかなって思った。

当時は本当に怖かった。現実と幻覚の世界の区別がつかないのだ。

今思えば幻想は笑える。ゴットファーザーの映画も観たことないし、悪魔は看護師さんが夜中に見回りにきていただけだと思うけど。しかもなんでタコの口なのか。笑

産後も体調が悪く1週間は寝たきりだった。幸いな事に娘はとても元気だった。

この時の様子を見た夫は、将来何が起きても、母親から娘を離すことはできないって思ったと言っていた。

2週間の入院を経て、実家にお世話になることに。最も穏やかに子育てができると思っていたのも束の間、そこがまた悪夢の始まりだった。

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