top of page

もう一度走る<<18>>

Image by Olia Gozha

二度目の皮膚移植手術の後もラン君は変わらずに甘えてくれます。


体調を崩すこともなく穏やかに過ごしていると感じます。


三年以上も外で暮らしていたラン君が


人を信じて


心を開いてくれて


甘えてくれるようになって


本当に嬉しい変化です。


時々


“怪我をした猫を保護してエライね”


そう言われることがあります。


忙しくなったのは事実です。


でも、エライだなんて、とんでもないです。


エライのは


ラン君です。


それまで外で自由に暮らしていた子が家の中で暮らすことはストレスも多いと思います。


新しい環境に馴染もうとして一生懸命です。


私は、その変化を見ているだけで幸せです。


ちょっとの変化でも私を笑顔にしてくれます。


時には嬉しくて涙が溢れてくることがあります。


ラン君は現状を受け入れていると感じます。


毎日通院していた時も


驚くほど協力的でした。


処置をしている間も


威嚇することも


抵抗することもなく


先生に


“ランちゃんは根に持たない、いい子ですね”と


何度も言われました。



どうして、こんなにいい子なの?



ラン君に度々聞いてきました。



私がラン君から学んだことはたくさんあります。



言葉を話せたら



“あきらめない!”



“できることをやる!”



“自然体が一番さ!”



きっと



こう言うでしょう。



入院生活が2ヶ月近くなると


ある事実が判明しました。



<<19>>に続く


←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=&gt;ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page