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人生の主人公 私の中身

Image by Olia Gozha

正月気分も抜けない一月初旬。両親が交通事故にあった。父親は打撲だけだったので自宅療養となったが、母親は入院。ご飯の炊き方も知らない父親が残されたため、必然的に食事の世話が発生する。病院と実家を行きかう中で、私は両親の新たなる一面を発見したのである。二人とも、変に神経質なのだ。B型である父親とO型である母親の間に生まれたO型の私とB型の妹は、一般に言われる血液型気質を代表するような人間。なのに・・・母親は、入院している最中から、加入保険への連絡を考え夜眠れず。地域のゴミステーションの掃除当番が回ってくるけどどうしようと、またまた夜眠れず。あれだけ文句を言っていた父親に対して、一人で大丈夫?餓死しないだろうか?と心配し、またまたまた夜眠れず。保険なんて退院日が分からないと請求出来ないし、掃除当番なら私でも出来る。父親に関しては、一週間食べなくてもいいくらいお腹に栄養蓄えているから大丈夫(毎日食事の世話してます・・・)と、その度に安心させようとするが、次から次へと、そんな事今気にする?というような事で夜眠れなくなる。その度に奔走する私の万歩計は、一日一万歩を記録するのが普通になった。父親は、食事の準備は出来ないが、食べたらすぐ茶碗を洗う。それはとても助かるのだが、大量の洗剤で丁寧に洗い、その後シンクの水しぶきまで綺麗にふき取る。私が使った後濡れたままだとご丁寧に拭きに来る。ちょっとイラッ。小さい事を言い出したらキリがないが、このDNAはどこへいったのか?と思われますが、フッと思い出す。自分も変に気にする人間かも知れない。普段は、大雑把で掃除機もまーるくかけるような気質なのに、くだらない事を気にする。話しかけた相手があまり反応しないと、 何か悪い事したかと眠れなくなり、ちょっと失敗すると、もう生きている意味もないと眠れなくなる。ネガティブな想いをいるまでも引きずるタイプだ。私。神経質で何でもキチッとするタイプのほうが、普段はいい加減なのに、ちょっとネガティブになるととことん神経質になる自分が一番面倒くさい存在として、人生という舞台を複雑にしてきたかも知れない。DNAで思い出した話。うちの家族は両親、妹ともアルコールは飲めません。私だけがアルコール大好き人間に生まれてしまった。聞けば、母の母はけっこう強かったとの事。人間は生まれ出る時、両親だけでなくその親もしくはもっと前のご先祖様の力を授かりデビューするのだと感じた。私もこれまで、人並みに苦労しながら必死に生きてきたが、今ここで語っても愚痴にしか出来ない。もうすでに思秋期に突入したが、今しばらく時間をかけ、笑って話せるその時に、ポツリポツリと話したいと想う。我が人生ストーリーの主人公は、こんな奴です。

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