top of page

ヤガテハカエル

Image by Olia Gozha


そう。やがてはかえる。


育って大きくなって一人前になって子を育てて。


それでもいつかはかえる。


子供のように。



親がいつまでも自分一人で何から何までできると思っていてはいけない。


当たり前のようにできていたことが少しずつできなくなっていく。


普通に覚えられていたことをいとも簡単に忘れてしまう。


同じ話を初めて話すかように何度も何度も繰り返す。


何かにつけて視野が極端に狭い頑固さが出てくる。


そうなっていく親の姿や現実は決して認めたくはない。


頭では理解していても感情が許してくれない。


受け入れて許せるようになるのは本当に大変なことなのだ。



ただ、色々なことが衰えていくのは年のせいだけとは言えない。


改善の可能性がある病気や認知も疑わなければならない。


早期の見極めや相談はとても重要だ。



どこまで妥協するのか。


どこから現実に起きていることを言い聞かせるのか。


本当に難しい。


こちらが我慢という許容範囲をしっかり決めておかないとやがては共倒れになることだってあり得る。



子育てならぬ親育て。


いや、親見守りと呼ぶほうが適切か。



やがてはかえる。


←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page