1,あきちゃったんだよね
離婚っていうとさ、みんな、不幸のカタマリみたいに言ってくるよね。
まるで、朝、道を歩いてたら、
2階の窓から生ゴミを頭からぶっかけられたあげくに、
散歩中の犬におしっこをかけられ、

悪ガキの自転車に当て逃げされた、
くらいに、不幸のカタマリみたいに言ってくるんだよね。
違うよね。
まちがってるよ。
そのうえ、相手がものすごく悪い人だったんだね、って感じに同情してくる。
会ったこともないのに、勝手にいろいろ言ってくる。
「困った男は、どこにでもいるから」
いやいや、どこにでもはいないから。
少なくても、私の元夫は違うから。
なんていうかさ、人の離婚についてあれこれ言ってくる人には、2種類いるよね。
1つは、自分自身の男への恨みをぶちまけるタイプ。
「男って、ほんとどうしようもない」
「男には、苦労させられるよね。男は、ああでこうで~」
いやいや、恨みぶちまけられても、めっちゃ困るから。

私のfb記事に、勝手にごちゃごちゃ恨み書かれても、知らんて。
もう1つは、
「男運悪かったのね。うちはいい夫で、仲良しなの~」
っていうなぞのマウンティングしてくるタイプ。

で、そういうタイプに限って、内実夫への不満がたまってる。
「こないだも、仲良く旅行に行って~。
ちゃんと彼氏作らないと、老けるよ~」
なぞのレクチャーしてくる人に限って、老けてる。
心配になるほど、老けてる。

離婚てさ、理由なんて人それぞれで、勝手に枠に当てはめんなよ、って思う。
で、私に限っていえば、
あきたんだ。
元夫に出会ったのは、19歳。
その時の自分とその時の元夫では、価値観が合ってても、それから30年以上たったら、お互いに合わなくなるの、ふつうでしょ?
違う?
30年だよ、30年。
私はもともと無謀なのに、年ごとに無謀さが増してったのに、
元夫は、だんだん狭い地域社会、「イエ」に順応してった。
合わないよね。
それはまるでさ、ルフィーとマスオさんが合わないのと同じだよね。
どう?
ま、ルフィーは男だけどさ、女のルフィ子さんがいたとして、
ルフィ子さんとマスオさん、話が合うと思う?
思わないよね?
で、マスオさんて、別に悪い夫じゃないよね。
だけど、ルフィ子さんとマスオさんの結婚生活、想像できる?
できないよね。
そういうことよね。
これはもう、離婚するのは自然だよね。
一緒にいるほうが不自然だよね。
「マスオさん、ごめんねだけど、無理だわ」だよね。
まあこんなふうにさ、昔と違って寿命がのびると、何十年も一緒にいるわけでしょ?
で、30年たってまだまだ元気なんだから、そりゃ離婚って、ふつうだよね。
だから、みんなもっと、元気に明るく、
「あきた」

って、離婚するといいよ。
楽しいから。
だって、人生、長いじゃんね。
でさ、離婚する時、言われたわけよ。
元姑 「離婚したら、生活してくの大変だから。私の妹も苦労して~~」
元義姉 「離婚してやっていこうなんて、自信あるのね。うらやましいわ~。
(どれだけ大変だと思ってんのよ、バカ)」
うっさいよ。

大変で苦労したのは、元姑の妹でしょ?
自信がないのは、元義姉本人でしょ?
みんなさ、自分の問題を、人に押しつけすぎなんだよね。
自分だったらできない、自分だったら無理。自分が知ってる人にはできない。
自分が知ってる人には無理。
ってだけなんだよね。
それをさ、ぜっぜん、関係ない、他人の私に当てはめんなって、思うよね。
うっさいよ。

ルフィ子には、そんなこと、知ったこっちゃないよ。
人それぞれ、違うんだから。
自分と他人は、違う。
ここ、ちゃんと、わかってもらいたいよね。
ここごっちゃにして、自分の問題を人に押しつけてくるから、ほんと、めんどくさい。
悪いけど、つきあってらんないよ。
2,キラキラ起業女子の世界
で、離婚して、それまでやっていた学習塾を手放して上京。
ねっからの無謀女だから、無計画に離婚、無計画に上京。
女52歳、東京で無職。
やばいよね。
どうしたと思う?
うん、1ヶ月、のんびり遊んだよね。
美術館に行ったり、買い物したり。

そして、
SNS起業界に参入。
起業は22歳からやってるし、苦手でも、パソコンできるからね。
武器は、22歳から2回起業してうまくいかせた経験で、ビジネスコンサルティング。
子どもの頃から心理を分析するのが趣味で、研究しまくってたから、心理カウンセリング。
文章は特訓してたから、コピーライティング。
てことで、やり始めたわけ。
でも、最初はうまくいかないよね。
でね、SNSでうまくいってる人たちが目に入るわけ。
それは、キラキラ起業女子って言われてる人たちだった。
これまで2回うまくいかせてきた起業は、学習塾。
実業だから、SNS起業ってのが、よくわからない。
で、まねたよね、うまくいってる人たちを。
自撮りをとって、毎日アップ。

お茶会や交流会に出かけて、タグ付け。
で、そこで出会った起業女子って言われる人たちの、素人感におどろいたよね。
まるで、幼稚園のママ友会のノリ
いや、ママ友会を仕切ってる人のほうが、しっかりしてた。
もちろん、みんながみんなそうじゃなくて、しっかりしていた人もいるんだけど。
でも、素人感満載の人もいたよね。
私のビジネスコンサルに申し込んで、お金を払った後に、
「そのお金は~~で使うはずのものだったから、送り返して」
みたいに言ってきた人もいた。
そうするよう、陰でやらせた人もいて、なに? この中学生女子感覚?

私から無理にセールスしたわけじゃなく、相手から聞いてきたのだけれどね。
2人とも、ビジネスしてるんだよね?
あきれちゃったよね。
でもSNS起業って、全部がこうじゃない。
ちゃんとしているところも、もちろんある。
だから、そこで、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)をしっかり勉強した。
で、よく考えると、キラキラ起業女子界に入った人たちが、悪いんじゃないんだよね。
ちゃんと教えてもらってないだよね。
ビジネスを教えられるんじゃなくて、自撮りを教えられてる。
キラキラ見せる方法を教えられている。
それじゃ、稼げないよね。
お互いにサービス受け合って、売れてるように見せてても、実際には稼げないよね。
3,カルト
カルトみたいなところもあったよね。
私が入ったわけじゃないけれど、SNSで目についた。
いくつかあった。
どれも、1人の男性が、壮大な嘘をつく。
壮大なファンタジーを見せる。
「自分らしく生きる」が、キーワード。
これね、私も提唱してるから、ほんとは触れたくない。
けど、どこも、このキーワードで、壮大なファンタジーを見せて、人を集めてる。
で、問題なのは、集まった人たちが、不幸になっていくことだよね。

共通点は、この中心になる男性たちが、皆、モラハラだということ。

そのモラハラ度に比例して、カルト度があがり、集まった人達が不幸になっていく。
今の日本は、基本的に平和で、自分らしく生きられる土壌があるんだよね。
だから、無謀な私なんかも、無謀に行動して、自由に生きられてる。
だから、みんな、「自分らしく生きたい」って思いだしてる。
それはいいことなんだけど、
これまで我慢してきてこじれちゃった人ほど、中身のないファンタジーにはまっちゃう。
世界って、全部ファンタジーって言っちゃえばファンタジーで、ほんとのことなんてないって言ったらないんだけど、あまりにも中身がない。
その人自身をいい方向に変えさせないで、ただファンタジーに依存させたら、カルトだよね。
ほんとにひどいところは、ただお金を集めておいて、自分が贅沢に使っていたようだったよね。
こう書いちゃうと、SNS起業って怪しい

って思われちゃうけど、もちろん、ちゃんと人を育ててるところもある。
これは、実業もおんなじだよね。
よく、実業はまともでSNS起業は怪しいって言う人がいるんだけど、そうじゃないんだよね。
実業だって、怪しいところはいっぱいある。
私は学習塾を長年やってきたけど、大手学習塾って、けっこうやばいところ、多かったよね。
親たちは、実態を知らないよね。
実業もSNS起業も、おんなじだよね。
4,ぼったくり
最後は、ぼったくり。

うん、ぼったくり、みたいなこともあるよね。
私も高額サービスを提供してるから、あんまり言いたくないけど、あまりにもぼったくり、みたいなところもあるんだよね。
高額サービスって、悪いわけじゃない。
それ以上のものを提供してるなら、資本主義の世界だから、ありなんだよね。
高額にすることによって、提供者が、さらなる良質なサービスを行えるようになるわけで。
でもさ、ぼったくり? っていうこともあるんだよね。
あまりにセールスレターと違うと、びっくりするよね。
私はコピーライターでもあるから、読む人の感情を動かすことを仕事にしてる。
けど、嘘は書いちゃだめだよね、って思うよね。
そういうの経験すると、
「嘘はだめだろ」
って、ほんとに思う。
なんていうかさ、
「最新の技術満載軽自動車 100万円」
ってセールスレターに書いてあるのに、提供される商品が、
「おもちゃの自動車」

日頃の発信をしっかり読みこめば、まあこういうところに引っかからないけど、日頃の発信がしっかりしてて、これやられちゃうと、う~ん、避けがたいかな。
ま、これも経験だよね。
「おかしい」と思ったら、さっと引き返せばいいよね。
5,世の中は、いろんなことに満ちているからおもしろい
で、まあ、52歳で離婚して無職になって飛びこんだSNS起業界。
いろんなものがあったよね。
ほんと、ものすごくいいものも、ものすごく悪いものもあった。
私が全部、実際に経験したわけじゃないけどね。
社会の縮図だよね。
いろんなことに満ちているから、世の中、おもしろいよね。
で、52歳無謀女の大冒険は、どうなったかって?
今54歳なんだけど、まあまあ、なんとかなってるよね。
自由にね、生きられてる。
好きな仕事で。
54歳のルフィ子、無謀女は、まだまだ、大冒険していくよ。
やりたいって思ったらもう行動しちゃう、そういう人生は、めっちゃおもしろいよ。

人はいくつからでも、冒険ができる。
「こうしたい」ってぼんやり思いながら、合わないところで人生過ごしてしまうって、とってももったいないよね。
ほんとは、どうしたいの?
やりたいこと、やっちゃいなよ。
冒険、してみようよ。

