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13/6/13

勇気をもらった南三陸町に継続的な支援をしたい!

Image by Olia Gozha

第一部では、弊社が運営するComparo(コンパロ)が誕生するまでの物語を書かしていただきました。第二部では、第一部で書けなかった思いを話をしたいと思います。

それでは………

フォーバル大久保会長の講演会

Comparo(コンパロ)を提供開始して、既に1年以上経ちました。少しづつではありますが、全国各地数千社の工場・病院・オフィスなどにご利用いただき、本当に感謝しております。

ただ一つだけ心の中で葛藤していた事があるんです。


まずはこの心の中にあったものを思い出させてもらった出来事があります。

それは.........

ある知り合いから……2013年4月初旬のことでした……

知り合い「今度フォーバル大久保会長の講演があるから来ませんか?」

「あぁ、いいですね。フォーバル大久保会長のお話は聞きたいと思ってたんです。いつ頃ですか?」

知り合い「急な話で申し訳ありませんが、来週4月12日なんですよ。」

「………(スケジュール見ながら)………うーむ。どうしてもその時間は別件があって難しいなぁ〜でもこれもご縁だろうから、参加してみたいなぁ。他の日程ありませんか?」

知り合い「12日の次は17日に大阪で講演の予定がありますよ!是非ご検討してみてください!」


このオファーは悩みました。

でもいつかはフォーバル大久保会長の話は聞いて見たいと思ってたんです。そしてそんな思いがあったから、今回のオファーはとても重要な気がしました。

心の中「よし、これは何かの縁だから、とにかく大阪へ行って、講演会に参加させてもらおう!」

スケジュール調整して、大阪行きを決めました。決めたら即行動!

これが意識していることです。まずお誘いしてくれた知り合いに連絡!「17日に大阪のフォーバル大久保会長の講演会出席したいです。」と伝えました。

他のアポも調整し、大阪出張をすることにしました…

講演会当日の日、早速大阪へ新幹線で向かい、そして予約したホテルへチェックイン!

その後約束していた会社へ訪問。3時間ほど打合せをさせていただき、その会社の社長もお誘いし、一緒に講演会会場へ!

会場に到着しました。満席で熱気に溢れていました。

大阪での講演なのに、南は九州や山口、東は東京など遠くから、大久保会長の話を聞こうと集まっていました。

………最初に主催者からの挨拶!ご縁をいただいたCFSの藤岡社長からの熱いメッセージで開演しました!

そして

大久保会長が紹介され登壇!

今まで有名な経営者には運がいいことに、結構な数の方にお会いしてきました。そして圧倒的な存在感を持つ経営者がいらっしゃいます。

大久保会長も圧倒的な存在感でした。そしてとにかく熱い。

大久保会長の話に聴き入ってました。………

こんな話をされました。

フォーバル大久保会長「100年以上続いている会社が一番多い国はどこか知っていますか?」

この質問に、頭の中で、自分なりに今までの知識を掘り起こし、答えをさがしました。

「実は日本なんです!そして世界には100年以上続いている会社が3500社以上あるんですよ!」

これはビックリしました!

更に……

フォーバル大久保会長「それでは、この3500社のうち、アメリカで100年以上続いている企業数をご存知ですか?」

また頭の中で、色々と考えました。答えを知らないというか?そういう風に考えた事が一回もなかったので、当然知らないです。心の中で、「3500社の中だから、少なくても100社くらいかな?」って、思っていたら……

「実はアメリカには100年以上続いている会社は8社しかないんです。」

「だから今やアメリカが市場最強な経営をしていると考えられていますが、継続的な経営はまだまだこれからなんですよ!」

へっ??それはすごい話だなと思いました。

フォーバル大久保会長「では、3500社中、100年以上続いている会社は日本には何社あるでしょうか?」

またまた凄い質問です。いまや世界一のアメリカでさえ、8社しか残っていないと聞いた後に、日本は?ってことですから………

ただ知っているところを数えたら、既に10社以上になったので、アメリカより多いんだと思いました!が、100社くらいかな?って考えていました。

「はい。日本で100年以上続いている会社数は…………





2500社以上あります。」

へっ??そんなにあるの?

「日本はなんと100年以上続いている会社数は、世界の中で70%以上を占めているんです。だから継続することが大事なテーマである経営に関しては、外国、特にアメリカで勉強しなくても、国内、日本に参考になる経営されている会社がいっぱいあるんですよ!」

これは衝撃でした。

そして

「これからの会社経営は、社会貢献をするのが当たり前だ。というより、そういう会社しか生き残れない!」「これからの時代は本物のCRM*が必要なんだ!」

(*CRMとは、コーズリレーテッドマーケティングの略だそうです。コーズマーケティングとも呼ばれています。)

「公益資本主義を確立しなければいけない!」

などなど、とにかく心に刺さるメッセージばかりです。

「人生は一度しかない。本気で生きることは、一度しか出来ないんだよ。だから、誰かに遠慮して、誰かに気を遣って、言わなければいけないことを我慢する。遣らなければいけないことをしないというのは間違いだ!」

ここまでで完全にやられちゃいました。そして同時に心の中にあったものを思い出しました。

心の中にしまってた思い………

一部でComparo(コンパロ)を立ち上げる際に、東日本大震災があって、ボランティアとして南三陸町に行った話を書きました。

Comparoは無事2011年7月19日にβ公開、そして同年12月19日に本番サービスを開始しました。

この時に実はやろうと思ったのに、出来なかったことがあります。

それが「南三陸町に継続的な支援をするために、Comparoの利益の一部を寄付しよう!」と考えていました。なぜ?やらなかったのか?

今思えば、恥ずかしい話ですが、その時は「あのサイト偽善者だよねぇ~」とか「そんな恰好つけるなよ~」とか、そんな風に思われるかな?って考えてしまったんです。

そう!世の中に良いことなのに、自分が恥ずかしい・何か言われるということを理由に一度あきらめてしまったんです。

そんな心の中にしまったことを、フォーバル大久保会長の講演を聴いて思い出しました。

今のComparo(コンパロ)がサービス開始できたのは、南三陸町で勇気をもらったからです。そしてその時の経験が、自分を更に強くしてくれました。この南三陸町に恩返し出来ないでダメだろうって、講演会後本気で思ったんです。

心の中にしまってた思い「南三陸町に継続的な恩返しをしたい!」。この思いがムクムクと起き上ってきました。

コーズマーケティングって?

そんな思いが心から湧きだしたので、東京に帰ってきてから、時間を見つけては、コーズマーケティングの研究を開始しました。

コーズマーケティングとは・・・

「企業の営利活動と社会貢献を直接的に結びつけ、社会価値の向上と企業収益を両立させるマーケティング手法のこと。(出典:コトバンク)」

成功事例もあれば、失敗事例もありました。またほとんどの事例が大企業のマーケティング活動になっていました。でも、ある仲間の会社が成功事例としてネットに掲載されていたのを発見!

「サムライヌードル株式会社の奥村さん」です。

真武咲弥という屋号でラーメン屋を運営されています。北海道すみれで修行をされ、東京で勝負されているかっこいい社長仲間です。

その会社の事例は、こんなものでした。

「券売機に「寄付ボタン」があるのです!一つ20円・・・・・・」

詳細は下記のブログ(URL)からどうぞ!

http://andomitsunobu.net/?p=1713

仲間も頑張っているんだなと勇気をいただきました。

そして基本の概念を自分なりに理解しました。

重要なポイントは、「自社がやることに意味・意義があること!」「関係性がしっかりとしていること!」

そして何よりも自分自身がやりたいのか?というのが重要だと改めて思いました。

私はカッコいい横文字の「コーズマーケティング」をやりたいのではなく、純粋にComparo立上げ時に勇気をもらった南三陸町に恩返しとして、継続できる支援をしたいという思いを再度心に誓いました!

南三陸町への恩返し・・・

Comparo立ち上げ時に、南三陸町にボランティアに行き、そしてそこで体験がComparoを立ち上げる際の力になった話は前編で少しお話ししました。

そして今回フォーバル大久保会長の講演がきっかけで、その時にしまっていた思いがムクムクと湧き上ってきました。

いよいよこの南三陸町への恩返しプロジェクトをスタートします。

日々企業活動で利用する消耗品をComparoで購入するともれなく利益の一部を南三陸町のボランティア団体に寄付する仕組みです。

今日現在では、まだ最終的な寄付する先の選定は終わっておりません。

20以上のボランティア団体などを調べて、その中で南三陸町支援活動をしている団体を選び、そして今なお活動をしている団体ということで絞ってきました。

知り合いやインターネットから情報を集めて、総合的に判断しているつもりです。

最終的に決定したら、このプロジェクトが始まった後でも、皆さんにちゃんと報告をいたします。(今日現在でも最終絞り込みから選び切れていません。でも納得できる先に寄付をしたいので、まだまだ調べます!)

まずはやり始めることが大事だと思っていますので、2013年6月1日にこのプロジェクトがスタートしました。そして6月4日にFacebookの自分のウォールで告知を開始しました。

まずは自分の友達に告知をして、少しでも共感いただけたら幸いです。

そして対象としては、6月1日以降のComparo上での注文が全て対象になります。

あの東日本大震災から2年以上の歳月が経ちました。そして震災についてふと忘れてしまっている自分がいることがあります。これは絶対よくないと思っています。何が何でも忘れないこと!そのためには、自社が少しでも微力ながら関わることが必要だと感じています。

その思いを形にしたのが、今回の社会貢献プロジェクトです!

もっともっと素晴らしい形があるかも知れません。発表するまで色々と悩みもしました。

それでも今回絶対やるぞ!と心に決めて、準備をしてきました。

まだまだ至らない点もあります。そして弊社自身がまだまだ力不足なのに、そんなことやっていいのか?という声もいただきました。でもどうしても今回やりたいと思ったんです。

最後に

今回のプロジェクトを推進する上でご協力いただけるパートナーの方、応援いただける方たちに御礼を申し上げたいと思います。本当に感謝しております。

そして少しでも南三陸町へ恩返しをするためにご協力いただけたら、本当に嬉しいです!

毎月皆さんの会社が事業を続けるために何かしら消耗品を購入されていると思いますが、その一部でもComparoを通じて購入いただければと思います。

工場・病院・建設現場・研究所・オフィスなどで使う消耗品(工具、文房具、オフィス机、安全用品、電子部品など)200万アイテムから選び・購入できます。

ぞして購入いただいた利益の一部が南三陸町で活動されているボランティア団体に寄付されます!

Comparoが立ち上げ時の大震災の経験、そしてビジネスモデル開発を諦めそうになった時の南三陸へのボランティアの体験、そこでもらった沢山の元気と勇気、そして何とか形を整えてComparoの提供を開始!

そして南三陸町へ継続的な恩返しのために社会貢献プロジェクトをスタートします!

まだまだ小さなベンチャーの取り組みですが、夢と志を大きく持ち、少しでも出来ることを継続して支援して行きたいと思います。

そしてこんな大事な思いを思い出させていただいたフォーバルの大久保会長には本当に感謝しております。

大久保会長が提唱されている「公益資本主義」を実践して、社会に少しでも貢献していきたいと思います。

また最後までお読みいただき、本当に感謝しております。


これで第二部を終わりにしたいと思います。

<第二部終了>


PS  今回のお話は、なぜ?社会貢献プロジェクトをしようと思ったのか?を書かせていただきました。

一個から送料無料!工場・病院・建設現場・オフィスで必要な消耗品が揃う!

Comparo(コンパロ)  http://comparo.jp/

*1:全国送料無料ですが、沖縄及び一部離島は別途送料がかかる時があります。

*2:Comparoは、法人向けサイトなので、残念ながら個人の方のご利用はいただけません。個人事業主の方はご利用可能です。

Comparoも応援している「オンパク」プロジェクトもよろしくお願いします。

http://www.challengestar.jp/project/s/project_id/15

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