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13/5/26

大学名に抱いたコンプレックスが未だに消えない話 第二話

Image by Olia Gozha

▼前回のあらすじ▼


大学受験に失敗した自分は、勉強以外の何かを執拗に求め


大学のサークルのあるプロジェクトで必死にがんばる


しかし、理想の自分と現実の自分のあまりにも大きいギャップに気づき

自分に失望する



そして、1年生の冬に一人旅へ出る。



あても無い旅


12月30日の夜。


1人で夜行バスに乗り、知り合いも誰もいない関西の地に向かう


1人旅などしたことがなかったので、とりあえず着替えとお金とカメラだけ用意した


泊まるのは漫喫とかでいいだろうと思い


特に後先考えず旅に出た





まあ、実際は1人旅という程のものではなく


現地についてぷらぷら歩き


「京都だから、お寺を見に行こう」


くらいのものであても無く歩き回り


写真を撮り


おいしいものを食べ


のんびりしていた




「案外なんとかなるものだな」


とその当時は思っていたが


今になってよくよく思い返すと


駅で駅員さんに道を聞いたり

通りで出会ったおばあちゃんにお店を勧められたり

実は、財布を2回も拾ってもらっていたり笑


なんだかんだ出会った人たちに支えられていたことに気がついた


よく言われる月並みの言葉だけど


人は1人じゃ何も出来ないんだな、って思った



でも、熊本っていう小さな世界で18年間

親に支えられて生きてきた自分にとって

その発見は大きかった



その後、京都、大阪、名古屋と一週間程旅をして


関西から帰ってきた自分は


学外のイベント企画の団体(以前所属していたものとは別)に2ヶ月間関わり


その後、その団体に入ることとなる


2年生からの自分




前述のイベント企画の団体に入り、


以前から所属していた大学のサークルでも活動し、


他にもいろいろな活動に手を出し始めたのが


ちょうど去年の今頃だった


ボランティア、国際協力、インタビュー、地域活性化…



単純に興味があることがたくさんあったというのも理由だが


一番は、学外に出ていろいろなことをたくさん掛け持ちしている人が


「かっこいい」


ように見えたのが一番大きな理由だったと思う



だから、

「所属」にこだわり


「肩書き」に執着し


自分の過去の失敗を新しいプロフィールで上塗りしようとしていた



これは自戒もこめて だが



自分の過去の失敗はどうやっても変えることは出来ない



起きてしまったこと、体験してしまったことは

二度と変えられない



たとえ、新しいデータで上書きしようとも



でも、そのことに自分自身が気づくのはまだ後のことで


このころの自分は異様な活動の量に滅入り


「やりたい」と思って始めたことが


うまくできず、成果も出ず


やる気がどんどん下がっていた




手を出しすぎた自分は…




結局この頃に始めたことは


今何一つ続けていない


続けられなかった


得られたことはたくさんあり


それなりの経験を積んだものの


やはり周りと比べてしまい


いたずらにfacebookの友だちを増やしたり


そんなことで自分の承認欲求を満たしていた




でも


コンプレックスは消えなかった




そんな中で分かったことが1つだけある



「成長は自分のコンプレックスを認めたところから始まる」



自分はいろいろな挫折(というほどにはおこがましいことかもしれないが)を経て、やっとここにたどり着くことが出来た


ここでいう「成長」とはプラスの方向へ進むことであり


「コンプレックス」は自分の短所、弱点とほぼ同義だと思っていい




「足が速くなりたい」という成長を願うには


「自分は足が遅いのだ」という事実を認めなければならない


「頼れるリーダーになりたい」と思い、頼れるリーダーに成長する為には


「自分は、自分がおもう『頼れるリーダー』ではないのだ」という状況を認識せねばならない





そこから、人の本当の成長は始まると思っている




かといって、今の自分は歴史的な偉人程の成功者ではないので


そんなことを偉そうに言える立場ではないと思う



でも、それを認識することから


自分の理想とする先達への道が切り開けるのだ



と、信じている



その後






そんな自分は、先月はれて3年生となった


今は、先述した学外の団体で共同代表をやらせてもらっている


もちろん、メンバー一人一人の協力があるからこそ


今の団体で活動が出来ている




その団体で自分が共同代表になった際に書いた就任挨拶のブログで

書いたことがある…









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