top of page

Chapter3 嘘から始まる美容革命

Image by Olia Gozha


転校した先は、女子は金髪にミニスカート、男子はブルガリの香水をプンプンさせて耳にはシャネルの大きなピアス。授業中でも廊下で乱闘が当たり前の学校でした。そんな学校で私は、関東から引っ越してきたということで「え~都会なんでしょ!」「すごーい!」と、たちまちクラスの人気者になりました。そしてクラスのちょっとギャルの子から     「ねえねえ、やっぱり買い物は、 シブヤ109とか、原宿だったんでしょ~?」   私は、この時自分の置かれた立場に気づきました。 関東出身=SHIBUYAのギャル=人気 そして、人気になればいじめられないんだと思った私はすかさず、 そうだよ!
そう答えました。
ですがこれは真っ赤な嘘なんです。 私はそもそも14年間関東のあらゆる県に住んでいましたが、渋谷や原宿とは無縁の生活を送っていました。それどころか通っていたのは秋葉原やゲームセンター。絵を描くのが好きだったのと当時付き合っていた誠くんがゲーム好きだったこともあり、ファッションやメイクには一切興味がありませんでした。   ですが、この嘘をきっかけに私は大きく変わるのです。
やばい。嘘ついちゃった。    でも、ここで変わるしかない。 そう思った私は、おばあちゃんに頼み当時流行っていたギャル雑誌や100円均一でコスメを買い揃えてもらいファッションにも関心を向けるようになったんです。そして、来る日も来る日もメイクに没頭し、研究を続けました。その結果私は、初めて4つ年上の彼氏ができます。       「私って、ちょっと可愛いんじゃない?」     少しの自信を抱き、高校に入学します。        そして、当時流行っていた「プリクラ」のお店が近くにある高校に入学を決めました。

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page