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13/5/24

パニック障害。投薬人生からの復帰。

Image by Olia Gozha


今から、約11年前の冬。


あの日のことは、二度と忘れないだろう。


仕事中に、突然「死ぬ!」という強い恐怖感情に襲われた。


恐怖からくる激しい動悸、発汗。


荒々しくなる呼吸。


慌てて帰宅を決断するも、


自身でも気付かないうちに激しい呼吸を繰り返し、意識がもうろうとなっていった。


「死んでしまう・・・」


もうろうとする意識のなか、最寄りの駅までなんとかたどり着き、


駅員の方に救急車を呼んで頂く。


そのまま病院へ。


妻と生後6ヶ月(現在11歳)の長男が病院に駆けつけてくれた。


ほっとした。


ひとりじゃないんだって、思えた。


その翌日に心療内科へ通院し、投薬生活がはじまった。


以来、


投薬を続けながらも、


いつまた死にそうな状態になるのかわからずに不安に怯える毎日。


多くの人が集まる場所や、


以前に発作を起こした場所に近づけなくなる症状はいっこうに改善しないまま。


「このまま薬を飲み続けて、自分をだましだまし生きていくしかないのか」


あらゆることに気力が出せない中、父の突然の死。


このままでは生きていけない。


「父がいなくなった今、自立をしなければ。」


そう思い、薬を完全に断つことを決意。


それからが本当の苦しみのはじまりだった。


薬の離脱症状や、パニック障害発作にたびたび襲われ、


何度となく投薬生活に戻ろうと思った。


それでも未来を信じ、


今まで支えてくれていた家族や仲間とのつながりを信じ、


薬に頼らない生き方を模索し続けた。


結果、約2年で投薬生活から完全に復帰。


今では、


どうやったら発作になるのか?


それすら思い出せない。


本当に元気な自分を取り戻すことができた。


体調不良のときは、ビクビクしながら歩いた人混み。


今は、ただ歩いているだけで幸せを感じる。


パニック障害を起こす自分が嫌で嫌で仕方がなかったのに、


今ではパニック障害だったことに感謝の気持ちが芽生えるほどになってきた。


当たり前の毎日なんて存在しない。


人が当たり前と思っていることにこそ、感謝をしながら生きていこう。

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