top of page

17/8/23

非現実?避現実?

Image by Olia Gozha


久しぶりに酒を酌み交わした親友に思いがけない指摘をされた。


「結構現実感みたいな世界が嫌いだよね」


言われてみるとそんな節はある。



アニメ好きというのも多々あるが、1番例えやすいのはプロレスかもしれない。


プロレスと大相撲は好きなのだが、だからといって格闘技全般が好きなわけではない。


ボクシングやシュートに総合やMMA。


ほとんど興味が沸かない。


かつてUWFがプロレス界を席巻していた時代。


全く見ないわけではないにしろ、ほとんど思い入れはなかった。



プロレスとUWFが交わった伝説のカード。


武藤敬司vs高田延彦


ガッツリ武藤を応援していた。


高田が嫌いだったわけではない。


でもプロレスを背負った武藤に負けてほしくはなかった。ただそれだけ。



この説明が適切かはわからないが、プロレスにしかない戦いというのがある。


観客との戦い。


どんなに当人達がいい試合をしたと思っても、それが観客に響かなければプロレスは成立しない。


試合としては成立していても興行としては成立していないに等しい。


勝ち負けだけが全ての他の格闘技との大きな違いがそこにある。


いわゆる格闘技がリアリズムなら、プロレスはメルヘンとでも呼ぶべきか。


現実なのにどこか現実離れした世界を味わえる。


サーカスやマジックの世界に近いのかもしれない。



ある人にとっては非現実を楽しむ空間。


またある人にとっては一瞬でも避現実に逃げ込める空間。


そんなものを与えてくれるのがプロレスなのだ。


そう私は勝手に思っている。


最後に。


他の格闘技には存在しない「受けの美学」もプロレスならでは。


これもたまらない。


←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page