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17/8/17

欧米人とつきあうためのキリスト教の基礎知識(15)

Image by Olia Gozha

欧米人とつきあうためのキリスト教の基礎知識(15)

 授業を面白くするための方法論を解説しているT教授の授業があまりにつまらなくて、教室内は寝ている生徒が続出でした。おかしくないですか?

「経営学の教授が本当に経営したら、会社がつぶれる」

 というのが、本当に思えました。

「学歴などで人を判断するのは、間違っとる」

 と言っていたM教授が、コンパで酒がまわると

「オレは東大卒だぞぉ!」

 と、叫んでましたね。

 でも、決定的だったのは、私が卒論で

「キリスト教の教えの因子分析をやりたい」

 と言ったら、指導教官が

「聖書など矛盾した言葉の羅列にすぎない」

 と、一言で否定された。

 私の指導教官は、もう亡くなられました。でも、実名をここに書いても知っている人は、日本全国で数名ほどでしょう。つまり、まったく影響力がない方。それなのに、2000年にわたり世界中に影響を与えてきた聖書を一言で否定されました。

 私は、心の底から

「大学の教授って、ロクなもんじゃないなぁ」

 と思いました。文系の先生ですよ。理系の先生方は、ちゃんと実験して客観的な論証をされているはずですから。

  いずれにせよ、

「私は、絶対にあんな先生にはならない」

 という反面教師にさせてもらいました。

 ところが、社会に出たら

「中学校の教師は、大学の先生より、もっとヒドイ」

 と、知りました。なぜって?

 社会に出たら、就職でも結婚でも「学歴」がモノを言う。ところが、ここ三重県の中学校では

「学歴なんか関係ない。順位をつけるなんて、とんでもない。偏差値?追放!」

 って、今もやっているんですよ。現実無視の、左翼教育なんです。私は義憤にかられました。

「本音でいこう」

 それが、私が塾を始めるきっかけでしたね。

  ところが、塾や予備校もヒドイもので、できもしないのに

「絶対に成績をあげます」

 なんて言って集客しているんですよ。英検2級なのに、英検準1級に合格している生徒をしている講師がいました。四日市高校を落ちたのに、四日市高校受験生を指導し、京大を落ちたのに京大受験生を指導している講師がいました。

 いや、ほとんどがそういう講師でした。サギですよね。

  クリスチャンは、ウソがつけない。正直でないと、いけないんです。

 「ヤコブ書」

 ここには、明確に「多妻結婚」が禁じられている。モルモン教徒の一部は、今でも多妻結婚をしているそうだが、法律違反の行為をするのは宜しくない。私も、男性だし若い頃は

「美しい女性なんて、いっぱいいるから一人だけってなぁ」

 という気持ちがありました。こういうことって、教育の場では建前だけで本音で語られない。それで、かえって事態が悪化していると思うんだね。

 何もかも、ぶっちゃけて話し合わないと有効な指導なんてムリなんだよ。

 私に限って言うと、バツイチになってから女性と関るのはごめんだと思っているんだけどね。

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