top of page

17/7/1

10代でうつ病になって悪い人に騙された話(7)

Image by Olia Gozha

地元で再出発。


夏、地元での生活が始まった。


通信制高校の勉強はレポートを提出し、年1回のスクーリングに行けばいいので、そのままレポートでの勉強は続けていた。


でも、学校に通わないレポートの勉強だけでは孤独感は一層強くなるので、アルバイトを始めてみた。


最初に就いたアルバイトはコンビニ。家から少し距離があったが、自転車で通って働いていた。

店長はセカセカしたおじさん。16歳の頼りのない私を雇ってくれ有り難かった。忙しい時間帯のレジ仕事は大変だったが、こなせるようになると楽しいものでもあった。

しかし、私の仕事ぶりがスムーズでないことに店長はいつもを注意を向け「あぁ、また精神安定剤もらいに行かないといけない」と言いいつもイライラしていた。店長も精神的な疾患を持っていたのかもしれない。


結局、始めてのアルバイトでうまく仕事をこなせず、一カ月も経たずにコンビニの仕事は辞めてしまった。


私には働くのはまだ難しいのかな…と、

本当は高校に通いたかった私は、働くことにうまく適応できなかったことに落ち込んでしまった。


アルバイトを辞めた後は、家の中で過ごす日々が続いた。


家の近くには学校があり、学生達の賑やかな声や、チャイムの音が聞こえる。自分が置かれている状況と比べてしまい虚しさと屈辱感を感じていた。

つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

忘れられない授業の話(1)

概要小4の時に起こった授業の一場面の話です。自分が正しいと思ったとき、その自信を保つことの難しさと、重要さ、そして「正しい」事以外に人間はど...

~リストラの舞台裏~ 「私はこれで、部下を辞めさせました」 1

2008年秋。当時わたしは、部門のマネージャーという重責を担っていた。部門に在籍しているのは、正社員・契約社員を含めて約200名。全社員で1...

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話

学校よりもクリエイティブな1日にできるなら無理に行かなくても良い。その後、本当に学校に行かなくなり大検制度を使って京大に放り込まれた3兄弟は...

テック系ギークはデザイン女子と結婚すべき論

「40代の既婚率は20%以下です。これは問題だ。」というのが新卒で就職した大手SI屋さんの人事部長の言葉です。初めての事業報告会で、4000...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

bottom of page